九重地区の自然薯(じねんじょ)

最終更新日:平成24年4月26日

九重地区の自然薯(じねんじょ)

概要
古くから山野に豊富に自生していた自然薯が山林原野の荒廃・開発等により減少傾向にありました。
そこでこの自然薯を特産物として見直し振興させようと平成8年4月に「館山市九重自然薯組合」を発足し、館山市での自然薯の本格的な栽培を開始しました。
また組合では新鮮な自然薯を直接消費者に届けようと直売所を開設し地元や観光客に人気を呼んでいます。

自然薯(じねんじょ)とは?
自然薯は山の芋のなかでも一番粘りが強く、風味もよいので、幅広い料理に使えます。
山の芋はイモ類のなかでも生で食べる唯一のものです。
デンプン分解酵素(アミラーゼ)を多く含み、消化を促進します。
ぬるぬるした粘りは、たんぱく質を効率よく消化吸収させる働きがあり、新陳代謝や細胞の増殖機能を促進します。
 
じねんじょ 収穫後、商品用に飾りを付けをしたりします。


食べごろ
新ものが出始めるのは10月末頃ですが、アクが少なくなり味がよくなるのは11月以降です。
11月から3月は常温で乾燥しないようにしておけば1ヶ月は保存できます。
また4月~10月までの間は、乾燥しないようにして3~4℃で貯蔵しておけば長期保存ができます。

自然薯の食べ方いろいろ

たくさんある食べ方の中からいくつか紹介します
料理名 説明 作り方
きどろ 自然薯をすりおろしただけのものを、しょうゆをつけて、または三杯酢で味わっていただきます。自然薯そのものの味がわかります。 (1)自然薯を2~3時間水に浸し、タワシでよく洗う。
(2)下処理を済ませたいもをすりおろし、すり鉢でよくする。
(3)好みにより三杯酢やきじょうゆで食べる。
とろろ汁 きどろに卵、だし汁、調味料を加えてお出しします。澄まし仕立て、味噌仕立て、お好みのものを召し上がってください。 (1)自然薯を2~3時間水に浸し、タワシでよく洗う。
(2)濃い目のだし汁に塩、しょうゆ(または味噌)を加え冷ましておく。
(3)下処理を済ませたいもをすりおろし、すり鉢でよくすって卵を割り入れ、さらによくすって(2)のだし汁を少しずつ入れながら伸ばす。
(4)器に注ぎ分け、もみのり(または青のり)を浮かす。
じねんじょ和風サラダ 和風ドレッシングで召し上がるのも新鮮味が感じられ、自然薯に親しんでいただけると思います。 (1)自然薯はアク抜きをして水気を拭き取り、5mm角の拍子切りにする。
(2)レタスを敷いた小鉢に盛り付け、和風ドレッシングをかけ、かつおぶしをかける。


直売情報

館山市九重自然薯組合直売所
開設場所 館山市水岡 開設期間 11月~12月
 
このページについてのお問い合わせ
経済観光部農水産課園芸係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-29-5865
FAX:0470-23-3115
E-mail:nousuisanka@city.tateyama.chiba.jp
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