地域おこし協力隊

最終更新日:令和4年5月9日

地域おこし協力隊とは?

館山市の農業は、恵まれた温暖な気候を活かし、水稲作を中心に、房州ビワ、レタス、イチゴ、セロリなどの果樹・野菜栽培、ストック、キンギョソウ、ヒマワリなどの花卉栽培などが行われていますが、近年の高齢化や若者の農業離れなどの理由により、意欲的に農業に取り組む担い手が不足しており、農業生産力の衰退や耕作放棄地の増加などが懸念されています。
一方で、自然豊かな農村での生活により、心の豊かさを求める田舎暮らしや、地域住民との心のふれあいを通じた地域づくりへの参加などに対する都市住民のニーズが高まっています。
そこで、館山市では、都市部などから意欲ある人材を「地域おこし協力隊」として、農村地域に積極的に誘致し、その知識や経験を最大限に活用していただき、地産地消や農業の6次産業化の推進、さらに、地域活動への参加など、新たな地域づくりの一員として、定住・定着してもらうことにより、地域農業を活性化させることを目的に、農業活動を中心とした「地域おこし協力隊事業」に取り組んでいます。
また、館山市は、海の幸、山の幸が豊富で、まさに「食の宝庫」と呼べるまちです。そんなまちだからこそ、地域のみなさんに、「食」の魅力をもっと知ってもらいたく、「食のまちづくり」に取り組んでいます。
そこで、平成26年度からは、この地域おこし協力隊を「食」と「人」を結ぶ新しいチカラ「食のまちづくり応援隊」と称して、地産地消の推進を中心とした活動を展開しています。

隊員の紹介

現在「食のまちづくり」の分野おいて活動中の地域おこし協力隊(食のまちづくり応援隊)を紹介します。

「地域おこし協力隊」第2期生が卒業しました!

地域おこし協力隊の第2期生である太田豊氏・梁寛樹氏が、平成27年3月末日をもって、地域おこし協力隊を退任し、地域活性の新たな担い手として就農等を開始しました。
太田豊氏は、平成24年6月に「館山市地域おこし協力隊」の第2期生として採用され、東京都小金井市から家族と一緒に館山市神戸地区に移住し、特産野菜の生産をしながら、野菜の魅力を伝えることができる農家レストランを開設するという大きな目標を掲げつつ、神戸地区の先進農家の技術習得支援をうけながら、特産野菜を活用したメニューの開発など3年間にわたる農業振興活動を展開してきました。また、近隣の福祉施設などとも連携し、遊休地を活用してとうもろこしなどを生産するなど、自ら農業技術を研鑽するとともに、神戸地区における特産野菜生産農家とのネットワークを築くなど農家レストラン開設に係る基盤づくりを行ってきました。
梁寛樹氏は、同じく平成24年6月に「館山市地域おこし協力隊」の第2期生として採用され、東京都杉並区から単身で館山市館野地区に移住し、アボカドなどトロピカルフルーツを館山市の新たな特産に定着させようと、先進農家と連携して試験栽培や規格外品を活用したジャムなど加工品の開発支援などを行うとともに、自らの栽培技術の習得を行ってきました。栽培の主力となるパッションフルーツでは高品質生産はもちろん、前職で培ったプロモーションスキルを活かし、都市部のマルシェやイベントなどでPR活動を行い顧客の獲得をしてきました。さらに、九重地区の薗集落に活動の拠点を移し、遊休地を活用し、地域生産者と連携協力して特産野菜などの作付や農作業支援を精力的に行い、同集落の「人・農地プラン」における中心的担い手として位置づけられるなど地域との信頼関係も厚く、果樹生産の新たな担い手としての基盤を築いてきました。
このほど平成27年3月31日に、3年間の地域おこし協力隊としての活動を終了し、館山市役所にて退任式が行われ、これまでの功績に対し、太田氏と梁氏に市長より感謝状が贈られました。
両氏は、平成27年4月から、各地域にて農家レストラン経営者として、果樹生産農家としての自立を実現し、地域農業の活性化に大きな期待がもたれています。
平成27年3月31日退任式にて
平成27年3月31日退任式にて

「地域おこし協力隊」第1期生が卒業しました!

地域おこし協力隊の第1期生である稲垣亮一氏が、平成26年3月末日をもって、地域おこし協力隊を退任し、豊房地域のいちご生産の新たな担い手として就農を開始しました。

稲垣氏は、平成23年6月に「館山市地域おこし協力隊」の第1期生として採用され、千葉県酒々井町から家族と一緒に館山市豊房地区に移住し、イチゴ生産農家になるという大きな目標を掲げつつ、豊房地区を中心に農業振興活動を展開する「農業で元気な豊房をめざす会」会長の鈴木光雄氏のもとで、3年間にわたる農業振興活動を展開してきました。コスト意識を持ったイチゴ栽培のほか、ナバナ、スナップエンドウ、ブロッコリーなどの多種の野菜類の栽培技術を習得するとともに、農産物を使った加工品の開発支援なども行ってきました。また、豊房地区で以前から行われていた田植え・稲刈り体験などの体験農業事業については、農林水産省の交付金を活用し実施体制の強化に貢献するなど、地域に溶け込み、信頼関係を築いてきました。

平成26年3月31日には、3年間の地域おこし協力隊としての活動を終了し、館山市役所にて退任式が行われ、これまでの功績に対し、稲垣氏と「農業で元気な豊房をめざす会」に市長より感謝状が贈られました。

稲垣氏は、平成26年4月から、後継者不足に悩む豊房地域にて、イチゴ生産の担い手農家としての自立を実現し、イチゴ生産の維持強化に大きな期待がもたれています。 平成26年3月31日稲垣隊員退任式にて
平成26年3月31日稲垣隊員退任式にて

任期を終了した隊員の紹介

地域おこし協力隊としての任期を終了した隊員(元隊員)を紹介します。
現在、館山市内で自立・定住し、地域の新たな担い手として活躍中です。

リンク

◆JOIN(ジョイン)移住・交流推進機構
 JOIN(ジョイン)移住・交流推進機構のサイトでは、全国の地域おこし協力隊の活動事例や体験記、地域おこし協力隊員ブログのほか、地域と都市の移住・交流に役立つ情報などが発信されています。

◆NPO法人おせっ会
 館山市への移住に関する情報を発信しています。

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このページについてのお問い合わせ
経済観光部農水産課農政係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3396
FAX:0470-23-3115
E-mail:nousuisanka@city.tateyama.chiba.jp
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