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【学 区】
「神戸」の地名は、安房開拓の祖と伝えられる「天富命」の祖父「天太玉命」を祀る安房神社に「神戸」という民家が属していたことに由来する。明治22年、「神戸村」成立時に命名され今日に至っている。
平成24年度統合した「富崎」地区は、元禄大震災と関東大震災では甚大な津波被害を受け、隆起を繰り返した地域である。
神戸と富崎が統合したため、地区は11地区となり、大神宮、中里、竜岡、犬石、佐野、藤原、洲宮、茂名、布沼、布良、相浜で構成されている。
神戸地区の産業は、昔から農業を生業としてきた地域であり、レタスや花を中心に栽培が行われている。しかし近年、南房パラダイスを中心に観光化が進み、ペンションや別荘も建ち並んできている。また、富崎地区は黒潮と親潮がぶつかる豊かな海域で、布良漁港と相浜漁港を有し、水産業が基幹産業だった。しかし、水産業衰退に伴い過疎化が進んでいる。
神戸には、三つの「日本の百選」に指定されている場所があり、たいへん風光明媚な地域である。
◇平砂浦は「太陽海岸」と呼ばれ、「白砂青松百選」に。
◇平砂浦中央を走る「フラワーライン」は、「日本の道路百選」に。
◇「館山野鳥の森」は「森林浴百選」に。
神戸の中央を平砂浦に流れる佐野川には、宵闇が迫るとともに「源氏ボタル」「平家ボタル」がおびただしい数で飛び交い、人々の目を楽しませてくれている。
1904年に画家 青木繁が布良に滞在し、後に重要文化財となる「海の幸」を描いている。
神戸・富崎の面積は、20.25km2で、館山市全体の18.4%を占める。また、人口は約4,075人で館山市全体の8.2%である。(平25.3.1現在)
四季折々の花咲く神戸の住民は、本校の教育活動に協力的で、「地域の学校・私たちの学校」という意識が高く、PTA活動も活発である。
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