【旬の食材情報】

最終更新日:平成25年1月8日

「はばのり」

天気の良い日には、富士山や大島、利島が一望できる南房総の伊戸地区。館山市の中でも希少な磯として知られています。西岬漁協に属するこの地区では12月の27、28日の2日にわたり、「はばのり」の出陣式が行われました。
年末に採取されるものは「新はば」と呼ばれ、房総のお正月にはかかせない逸品となっています。その名前から「1年中幅がきく」と縁起物として重宝され、成長が著しい水温が下がる11月から早春にかけての寒風の中、長さ2cm、幅2cmほどに育ったものを岩から摘み、それを「海苔簾(のりす)」に広げ、風通しのよいところで干し上げて作られます。この地域、この季節ならではの名産品。冷たい風と水の中、漁師さんたちの手作業によって生まれるのですね。
その食べ方は・・・というと、ゆっくりあぶって緑色になったら手でもんで、熱い雑煮に削り節とともにパラリ。この地域の漁家では「はば雑煮」がないと正月が迎えられないといわれたほどポピュラーな食べ方です。また、あぶってもんだ海苔にお醤油をかけて熱いご飯にかけてもおいしいとのこと。
12月中旬から1、2月にかけて千葉県南房総の乾物店、漁協や直売所、物産センターで販売され、この時期の待ち遠しいファンの方も多い逸品なのです。まだ召し上がったことのない方はぜひ、食べてみてください。磯の香が食欲をそそること間違いなし!。お土産物にも最適ですよ!

「イチゴ」

さて、館山でもいよいよイチゴ狩りが始まりました。といっても、今年は寒さの影響で少し生育が遅れているそうですが、皆さんにイチゴ狩りを楽しんでいただけるよう、生産者の皆さんが必至でがんばっています。
赤くて、甘くて、おいしい館山のイチゴをぜひ応援してくださいね。
ちなみに、イチゴにはがん予防、高血圧予防、動脈硬化防止、美肌効果等の効用があるんですよ。美味しくてかわいくて予防効果があるなんて、素敵ですね。

「菜花」

みなさん。館山で菜の花が咲いているのを当たり前のように見慣れた景色に思うでしょうが、他県からいらした方にはこの時期とっても春らしくて信じられない景色なのですって。観賞用の菜の花もさることながら、食用の菜花は、安房郡は日本一を誇ります!独特の苦みは春の香り。直売所にもわが館山産の菜花が並び始めています。どこよりも早く、春を届けるその味をぜひ、ご賞味下さい。菜花には免疫力を高め、がんを予防する効果があります。

「自然薯」

昨年11月から開いていた館山産自然薯の直売所もいよいよ今月いっぱいの営業となりました。
滋養強壮に優れた自然薯は風邪がはやるこの時期、体力回復にも一役かってくれそうです。
また、女性には嬉しいお肌の改善や便秘予防、高齢の方には脳の活性化や老化防止等の効用もあります。九重自然薯組合の直売所が開いているこの時期が最後のチャンス。館山産の自然薯、どうぞお召し上がりください。

「カリフラワー」

この時期になると顔を出す真っ白な美人といえばカリフラワーです。日焼けを防ぐために葉でしっかりとおおわれたその花蕾は栄養を蓄えずっしりとした重み。これから暖かくなるにつれ、最盛期を迎えサイズも大きくなっていきます。ビタミンCを多く含んだカリフラワーは、がんや風邪、貧血の予防になるだけでなく、血圧の降下作用があり、これからの時期ぜひ食したいもの。館山産は主に直売所でお買い求めいただけると思います。
たてサポの安西理栄さんによる「農家の嫁のソムリエレシピ」でもとりあげられているカリフラワー。今が旬ですよ!

以上、1月の旬物の情報です。イチゴはイチゴ狩りセンターや直売所で、菜花、自然薯、カリフラワーも市内直売所でお求めになれます。

このページについてのお問い合わせ
経済観光部農水産課農政係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3396
FAX:0470-23-3115
E-mail:nousuisanka@city.tateyama.chiba.jp
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