令和7年度使用料改定Q&A
最終更新日:令和7年1月17日
Q1 なぜ下水道使用料を改定しなければならないのか。
A1
現状では、経費の半分しか使用料収入で賄うことができていないため、多額の市税の投入によって補っております。これに加えて、年々の経費は物価上昇により増加する一方、人口の減少により使用料収入は減少する見込みとなっております。これらの問題に少しでも対応するため、下水道使用料を改定することになりました。下水道使用者の皆様にはご負担をおかけしますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
詳しい解説や議論の流れについては「下水道使用料の適正な水準の検討について」をご覧ください。
Q2 いつからどのくらい改定されますか。
A2
令和7年度11・12月分から新使用料が適用されます(令和7年10月1日から新規利用の方を除く)。どのくらい改定されるかは使用料早見表をご覧ください。
新旧使用料早見表(暫定版)
新使用料早見表(暫定版)
Q3 改定幅が大きすぎるのではないか。既に高いのではないか。
A3
館山市下水道事業は他市町村と比べ、地域性や整備状況等の異なる部分が多く、国の基準に基づく方法では適正な使用料が算定できず、その特殊性を反映させるために独自の算定をせざるを得なかった背景があります。詳しくは「下水道使用料の適正な水準の検討に取り入れた視点」をご覧ください。
Q4 経費削減を徹底的に行った上での改定なのか。
A4
経費削減は徹底的に行った上での改定となります。これまで館山市下水道事業では、汚水処理場の運転業務を委託業者に委託したり、業務の効率化・集約を行うことにより職員数を事業開始時から半分以上減員しております。また、地方交付税の交付がされる有利な起債の借入を行い、館山市全体としての経費削減にも努めているところです。さらに、R5年度改定を行った「館山市下水道事業経営戦略」においては、2つの柱の1つとして費用対効果に見合わない新規整備を休止する方針を打ち立てたところです。これらの対策を行った上でも経営状況は好転することなく、物価上昇による経費増加および人口減少による使用料収入の減少は避けられないため、この度改定を行うこととなりました。
下水道使用者の皆様にはご負担をおかけしますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
Q5 今後、暫くは改定をしないのか。
A5
R6年度に使用料の改定について議論を行った館山市下水道事業審議会からの答申(詳しくは「下水道使用料の適正な水準の検討について」をご覧ください。)において、国からの「3年から5年を目途に1回の間隔で下水道使用料の改定の必要性を検証」との要請に沿った形で、適正な受益者負担に努めるようご意見いただいたところです。よって、今後も経営状況を定期的に検証し、改定の必要があると判断されれば、改定に向けた検証を行ってまいります。
Q6 平成21年度(2009年)から15年間使用料改定を行わなかった理由はなにか。
A6
平成28年度に策定した下水道事業経営戦略において、水洗化率向上に次いで使用料の見直しについて検討の必要があると言及しています。一方で、国からの通知により求められた令和2年度までの公営企業会計適用が迫っており、下水道事業の経営状況をしっかりと数値で把握した上で検討を進めるためには、ある程度の年間比較が可能になる令和4年度頃に改定の検討を行うことが好ましいと判断されました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による市民への影響等を考え、更に検討を2年程度後ろ倒しすることになり、令和6年度の使用料改定の検討となりました。
今後はこのような社会情勢を加味しつつも、基本方針としては上記「A5」で回答しましたとおり定期的な検証を行ってまいります。
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