下水道使用料の適正な水準の検討について
最終更新日:令和6年10月23日
館山市下水道室では、市の設置する下水道事業審議会において、下水道使用料の適正な水準について検討して参りました。
その結果、「館山市下水道条例の一部を改正する条例」が令和6年度第4回館山市議会定例会に上程され、令和6年12月20日に可決されたことにより、令和7年10月1日から改定されることとなりました。
このページでは、どのような課題点があり、どのような議論が交わされたかをまとめております。
その結果、「館山市下水道条例の一部を改正する条例」が令和6年度第4回館山市議会定例会に上程され、令和6年12月20日に可決されたことにより、令和7年10月1日から改定されることとなりました。
このページでは、どのような課題点があり、どのような議論が交わされたかをまとめております。
これまでの経緯
◎令和2年度
◯公営企業会計を導入(令和2年4月1日)
★経営の良し悪しが分かった結果…

※1 経費回収率
経費回収率とは、事業費用に対してどのくらい使用料収入で賄えているかを示す指標です。汚水処理費(1年間の事業費用)÷年間使用料収入で求めることができます。
本来であれば100%が望ましいですが、館山市ではそれを 大きく下回っていました。公営企業会計の適用により、この他の重要な経営指標と共に明確になったことで問題解決へ動き出す契機となりました。
◎令和4年度
◯財政シミュレーションの試算(令和5年3月31日)
★30年後には…

◎令和5年度
◯経営戦略の改定(令和5年7月26日~令和6年2月20日)
★3回に渡る審議会を経て…

※2 有収水量密度
有収水量密度は、処理区域内面積1ha 当たりの有収水量(使用料徴収の対象となった汚水量)を表します。この数値が高いほど経営の効率性が高いことを表します。採算が取れる基準は3,500㎥/haとされていますが、館山市では2,700㎥/haに留まっています。
◎詳しくは「館山市下水道事業経営戦略」をご覧ください。
◎令和6年度
◯第1回下水道事業審議会(令和6年5月29日)
★経営戦略の目標達成に向けて…

R5年度審議会おさらい資料
専門家から見た館山市下水道事業(4)
下水道使用料の改定について(1)
席次表(第1回)
会議要旨(第1回)
◯第2回下水道事業審議会(令和6年7月10日)
★更に試算を重ねた結果…

※3 累進度
累進度は従量制区分(使用水量により1㎥当たりの金額が変動する区分)の最低額から最高額を比較して何倍かを表すものです。例えば、館山市の令和6年度現在の料金区分で示すと
247円(最高額)÷139円(最定額)≒1.8倍
になります。よって、試算で示した累進度は現状維持となります。
専門家から見た館山市下水道事業(5)
下水道使用料の改定について(2)
席次表(第2回)
会議要旨(第2回)
◯第3回下水道事業審議会(令和6年8月7日)
★前回頂いた意見のとおりに試算した結果…

令和6年度第3回館山市下水道事業審議会アドバイス資料
下水道使用料の改定について(3)
答申案(当初)
席次表(第3回)
会議要旨(第3回)
◯第4回下水道事業審議会(令和6年10月2日)
★答申の最終案について検討した結果…

令和6年度館山市下水道事業審議会について(総括)
答申案(最終)
席次表(第4回)
会議要旨(第4回)
◯答申(令和6年10月23日)
答申書
◯公営企業会計を導入(令和2年4月1日)
★経営の良し悪しが分かった結果…

※1 経費回収率
経費回収率とは、事業費用に対してどのくらい使用料収入で賄えているかを示す指標です。汚水処理費(1年間の事業費用)÷年間使用料収入で求めることができます。
本来であれば100%が望ましいですが、館山市ではそれを 大きく下回っていました。公営企業会計の適用により、この他の重要な経営指標と共に明確になったことで問題解決へ動き出す契機となりました。
◎令和4年度
◯財政シミュレーションの試算(令和5年3月31日)
★30年後には…

◎令和5年度
◯経営戦略の改定(令和5年7月26日~令和6年2月20日)
★3回に渡る審議会を経て…

※2 有収水量密度
有収水量密度は、処理区域内面積1ha 当たりの有収水量(使用料徴収の対象となった汚水量)を表します。この数値が高いほど経営の効率性が高いことを表します。採算が取れる基準は3,500㎥/haとされていますが、館山市では2,700㎥/haに留まっています。
◎詳しくは「館山市下水道事業経営戦略」をご覧ください。
◎令和6年度
◯第1回下水道事業審議会(令和6年5月29日)
★経営戦略の目標達成に向けて…

R5年度審議会おさらい資料
専門家から見た館山市下水道事業(4)
下水道使用料の改定について(1)
席次表(第1回)
会議要旨(第1回)
◯第2回下水道事業審議会(令和6年7月10日)
★更に試算を重ねた結果…

※3 累進度
累進度は従量制区分(使用水量により1㎥当たりの金額が変動する区分)の最低額から最高額を比較して何倍かを表すものです。例えば、館山市の令和6年度現在の料金区分で示すと
247円(最高額)÷139円(最定額)≒1.8倍
になります。よって、試算で示した累進度は現状維持となります。
専門家から見た館山市下水道事業(5)
下水道使用料の改定について(2)
席次表(第2回)
会議要旨(第2回)
◯第3回下水道事業審議会(令和6年8月7日)
★前回頂いた意見のとおりに試算した結果…

令和6年度第3回館山市下水道事業審議会アドバイス資料
下水道使用料の改定について(3)
答申案(当初)
席次表(第3回)
会議要旨(第3回)
◯第4回下水道事業審議会(令和6年10月2日)
★答申の最終案について検討した結果…

令和6年度館山市下水道事業審議会について(総括)
答申案(最終)
席次表(第4回)
会議要旨(第4回)
◯答申(令和6年10月23日)
答申書
使用料改定までの流れ
使用料の改定は以下の流れに沿って行われています。令和6年度は赤文字部分の検討を行っております。


過去の使用料改定との違い
前回(平成21年)の主な視点
・使用料単価を国の地方交付税の繰り出し基準となる150円まで上げる。・千葉県内の他市町村及び組合(6事業体)の例に近似するような料金体系へ変更。
今回(令和6年)の主な視点
・令和5年度改定の「館山市下水道事業経営戦略」に基づく、経費回収率60%達成に向けて。・浄化槽世帯との税負担の公平性確保に向けて。
・上水道料金との料金バランスの適正化に向けて。
★館山市下水道事業は地域性や整備状況等が他市町村とは異なる部分が多い。
⇒国の基準に基づく方法では適正な使用料が算定できず、その特殊性を
反映させるために独自の算定をせざるを得なかった。
詳しくは「下水道使用料の適正な水準の検討に取り入れた視点」をご覧ください。
○この3つの視点の重要度をイメージ図で示すと…

3つの視点は一見すると関係の無いように見えますが、利用者への負担(市税の投入や料金支払い等)をお願いする点で類似しており、料金バランスの観点から密接な関わり合いがあります。それぞれが重要な視点であり、どの視点も重要度が偏ってしまうとバランスが崩れて立ち行かなくなってしまいます。よって、それぞれの視点の重要度を同等に考慮した結果が「平均改定率28%」との算定結果でした。
また、今回の改定後においても年月が過ぎるにつれ社会情勢との「ズレ」がどうしても生じることから、令和6年度下水道事業審議会の答申では「3年から5年を目途に1回の間隔で下水道使用料改定の必要性を検証」することを求められています。
館山市下水道事業の現状について
- このページについてのお問い合わせ
-
建設環境部下水道課管理係
住所:〒294-0054
千葉県館山市湊465-1
電話:0470-22-3661
FAX:0470-29-7601
E-mail:gesui@city.tateyama.chiba.jp