館山湾寒中水泳大会 廃止が決定

最終更新日:令和7年10月1日

 毎年1月に北条海岸で実施される新春の伝統行事「館山湾寒中水泳大会」が、主催・主管団体との協議により「廃止」となることが決定いたしました。

理由

(1) 健康リスクの高さ及び安全管理にかかる負担
(2) 悪天候による中止リスクの高さ
(3) 市職員体制のひっ迫 など。

特に健康面や安全管理について、これまでの大会では、医師や保健師・救急車の会場配置や、海中及び砂浜でのダイバーやライフセーバーによる監視体制、健康チェックや血圧測定の実施など、万全の安全対策を講じることで参加者の安全に最大限配慮し運営してきましたが、低体温症や心疾患系への影響など健康面への不安を拭うことができないことが、廃止の要因の1つとなりました。
 

​森正一館山市長より

「主催・主管団体と諸課題について総合的に協議した結果、やむをえず廃止の判断に至りました。これまで、伝統ある館山湾寒中水泳大会を支えてくださってきた参加者、関係者、地域の皆様に深く感謝申し上げます。」

​寒中水泳大会の歴史

館山湾寒中水泳大会は、1925年(大正14年)1月に旧制安房中学校(現在の安房高等学校)水泳部が、寒冷環境での精神力・耐久力の強化と泳力維持を目的に寒中稽古を実施したのが始まりとされている。当初は水泳部のみで実施されていたが、その後、全校の耐寒訓練として取り入れられ、新春の伝統行事となった。
1948年(昭和23年)1月、当時学習院中等部に在籍していた上皇さま(当時の皇太子)が館山を訪問され、古式泳法披露などご観覧されたのを契機に市の公式行事となる。
中学校や他の高等学校・海上自衛隊・一般に参加者が広がり、最盛期の1970年(昭和45年)第23回大会では参加者が1600人を超え、参加制限をして実施するほどだった。その後、参加者は年々減少。2020年以降、コロナ禍や天候不順の影響から4年連続で大会が中止されたこともあり、2025年(令和7年)1月の78回大会参加者は161名だった。

※ 出典:館山市体育協会創立50周年記念誌(平成8年3月10日発行)
 
開催年 R7 R6 R5 R4 R3 R2 R元 H30 H29
回数 78回 77回 76回 75回 74回 73回 72回 71回 70回
参加者数 162 155 418
申込者数 191 179 200 153 585 515 645 736
開催/中止 開催 開催 中止 中止 中止 中止 開催 中止 中止
中止理由 天候
不良
コロナ コロナ 天候
不良
天候
不良
天候
不良
 
開催年 H28 H27 H26 H25 H24 H23 H22 H2 S45
回数 69回 68回 67回 66回 65回 64回 63回 43回 23回
参加者数 586 671 613 584 591 1,120 1,649
申込者数 696 854 825 756 734 745 682
開催/中止 開催 中止 開催 開催 開催 中止 開催    
中止理由 天候
不良
    天候
不良
   
  昭和43年(第21回)大会風景
昭和43年(第21回)大会風景
平成24年(第65回)大会風景
平成24年(第65回)大会風景
令和7年(第78回)大会風景
令和7年(第78回)大会風景
主催:館山市、館山市教育委員会、館山市スポーツ協会
主管:館山市水泳協会、安房泳法会、館山市スポーツ推進委員連絡協議会
このページについてのお問い合わせ
教育委員会教育部スポーツ課スポーツ振興係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3696
FAX:0470-23-3115
E-mail:sportska@city.tateyama.chiba.jp
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