「フリーダイビング・インドアカップin 館山2023」が4月29日（土・祝）・30日（日）の両日、館山市営25メートル温水プールを会場に開催され、全国から男女フリーダイバー約40名が参加、潜水技術を競いました。
日本フリーダイビング協会（会長：大井慎也）主催、館山市教育委員会後援で18回目の開催となります。
今大会は、6月に韓国で開催される世界選手権の日本代表選手が集結した大会で、高いレベルでの争いとなりました。
大会の2日目には森正一館山市長が駆け付け「日頃の練習成果を十分に発揮してください」と、選手を激励しました。 この大会は館山市にゆかりのあったジャック・マイヨール氏のメモリアル・カップとして開催されたのが始まりで、開会式では飯島マルティーヌさんが、ジャック氏の言葉“Laissez vous PORTER par l'eau .... dans le flot de la vie ... dans le Bonheur.”（水に身を委ねよう…命の流れに寄り添い…そして幸せへ…）を紹介しました。

競技は、大会初日に水中に静止した状態で息を止めている時間の長さを競うスタティック・アプネア。
2日目に潜水で水平方向にどれだけ泳げるかを競うダイナミック・アプネアの足ひれ有り「ウィズ・フィン」と、「ウィズアウト・フィン」（足ひれ無し）及び「BIフィン」（2枚のフィンを使い、ドルフィンキック禁止）の4種目。

大会結果の男子は、すべての種目で安定した力を発揮した高橋浩平選手が総合優勝を果たしました。
また、種目別では、大井慎也選手がダイナミックアプネア・ウィズアウト・フィン（フィンなし）（日本記録保持者）（記録150m）と、スタティックアプネア（記録6分51秒）の2種目で優勝を果たしました。

女子の種目別で、日本記録保持者の尾関康子 選手がダイナミックアプネア・ウィズアウト・フィン（フィンなし）で昨年の記録を4m上回る170mの日本記録を叩き出し優勝を果たしました。
女子の総合は、市原由利子選手が、スタティック・アプネアで6分33秒、ダイナミックアプネア・ウィズ・フィン（フィンあり）で188m、と、2種目を制覇し、総合優勝を果たしました。
大会結果は以下の通り。

男子総合
1位　高橋　耕平　193.0ポイント
2位　大串　哲　　159.9ポイント
3位　島崎　寛　　147.0ポイント

女子総合
1位　市原　由利子　251.6ポイント
2位　国生　美智恵　197.7ポイント
3位　太田　陽子　　181.7ポイント

＜大会1日目＞
男子　スタティック・アプネア
1位　大井　慎也　6分51秒　　82.2ポイント
2位　大串　哲　　6分47秒　　81.4ポイント
3位　島崎　寛　　6分00秒　　72.0ポイント

女子　スタティック・アプネア
1位　市原　由利子　6分33秒　　78.6ポイント
2位　大井　沙矢加　5分41秒　　68.2ポイント
3位　大白　京子　 5分31秒　　66.2ポイント

＜大会2日目＞
男子　ダイナミック・アプネア・ウィズフィン
1位　矢部　紀行　175m　　87.5ポイント
2位　島崎　寛　　150m　　75.0ポイント
3位　大串　哲　　 76m　　38.0ポイント

女子　ダイナミック・アプネア・ウィズフィン
1位　市原　由利子　188m　　94.0ポイント
2位　国生　美智恵　150m　　75.0ポイント
3位　大井　沙矢加　150m　　75.0ポイント

男子　ダイナミック・アプネア・ウィズバイフィン
1位　鵜飼　敬介　125m　　62.5ポイント
2位　高橋　耕平　125m　　62.5ポイント
3位　平野　慎治　105m　　52.5ポイント

女子　ダイナミック・アプネア・ウィズバイフィン
1位　蒲倉　早苗　126m　　63.0ポイント
2位　大白　京子　117m　　58.5ポイント
3位　加藤　智江 115m　　57.5ポイント

男子　ダイナミック・アプネア・ウィズアウトフィン
1位　大井　慎也　150m　　75.0ポイント
2位　高橋　耕平　125m　　62.5ポイント
3位　矢部　紀行　103m　　51.5ポイント

女子　ダイナミック・アプネア・ウィズアウトフィン
1位　尾関　靖子　　170m　　85.0ポイント　※日本記録
2位　市原　由利子　158m　　79.0ポイント
3位　石田　美弥子 129m　　64.5ポイント


＜結果詳細＞