当初,東京オリンピックの開会式に併せ、「スポーツ健康都市」を宣言する予定でしたが、オリンピックの開催が延期となり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まらない状況から、宣言の時期を見直していました。

 コロナの収束はいまだ見えません。長いステイホーム期間の後,自粛ムードは今も変わりません。
 その中で、自粛生活によるストレスや肥満など二次的な健康被害が心配されます。
 コロナ禍にあるからこそ、スポーツで心身ともに健康な状態を保ち、一人ひとりが取り組むコロナに負けない体力づくりとストレス発散が必要だと考えました。
 今こそ、スポーツ健康都市を宣言し、市民の健康について醸成を図るため、第3回市議会定例会で可決し、令和2年11月3日に宣言をしました。

　宣言では、「する」スポーツだけではなく、スポーツを「見る」こと、「応援する・支える」ことを含めて、スポーツととらえ、「頑張れ！」と応援することで元気になれるスポーツの効果に着目。2018年のパンパシフィック水泳競技選手権大会OWS競技の開催やUSAとオランダのトライアスロンチームが事前キャンプを行った実績から、スポーツを行うフィールドとして、高い評価を得ている「スポーツ環境」と、40年続く「館山若潮マラソン大会」では、多くの市民の声援や私設エイドの開設などの館山市に根付いた「応援する文化」は、館山市の特徴であり、この「環境」と「文化」の中で、人生100年時代を迎え、スポーツを通じて、健康であろうとするものです。