夏休みのプール監視の安全に備えて心肺蘇生の技術を習得! ~救急法実技講習会を開催~
最終更新日:令和元年7月10日

同講習会は、夏休み中のプール開放の監視業務に備え、館山市教育委員会が主催で毎年実施しており、市内小学校・幼稚園・こども園のPTAや職員の他に市営市民運動場や市営50メートル・温水プールで監視業務を行うvivid TATEYAMAの職員など41名 が参加しました。
講師には館山消防署救急隊員(3名)を招き、5班に分かれ、心肺蘇生法AEDの使用方法について実技指導を受けました。
参加者は講師の指導のもと、心肺蘇生法訓練用のダミー体(成人用)を使用し、人工呼吸や胸骨圧迫の正しいやり方や、AEDの使用方法など1人1人が技術の習得に励げみました。


また、講師をから「傷病者が普段どおりの呼吸をしていない場合、いち早く心肺蘇生をしてほしい」、「小児の場合、大人とは違い、AEDのパッドは心臓を挟むように胸と背中に装着する」、「救急隊が現場に到着して安心せず、救急隊と交代するまで胸骨圧迫と人工呼吸は止めないで続けてほしい」など指導をしました。
参加者は、「実際そういう場に遭遇したら動揺してしまうと思いますが、今日習ったことを思い出したい」、「心肺蘇生の仕方やAEDのパッドつけ方が大人と小児で、違うのが分かりました」等と感想を述べました。
講師を務めた、館山消防署救急隊の鳴子氏からは、「プールで事故等などが無いことが一番ですが、万一の時、今日の講習会で学んだことを思い出し、活かしてほしい。」と述べました。
<その他 講師から指導方法・意見など>
- 心臓マッサージ時、胸を押した分、胸の高さが元に位置に戻っているかを確認する。
- AEDパッドは心臓を挟み込むように装着する。
- 普段どおりの呼吸をしているか、胸の動き、腹の動きをみて判断する。
- 現場ではAEDのボタンの押し間違え等もある、落ち着いて、音声ガイダンスをよく聞いて、操作してほしい。
- 周囲に人がいる場合、指示をだし、協力して対応する。
- 心臓マッサージを受けてから、救急車で搬送された傷病者の病院での回復率は高いデータが出ている。
- 救急車(救急隊)が到着しても、安心せず救急隊と交代するまではAEDも外さず、心臓マッサージを続ける。
- 口元に血がついていて抵抗がある場合は、心臓マッサージのみ続ける。
- 小児の医療的定義は15歳までとなっているが、見た目の体格を重視してAEDのパッドを装着してほしい。大人用のパッドは子供には使えるが、小児用のパッドは大人には使えない。
- AEDパッド装着時、体が濡れている場合は、しっかり拭き取る。濡れていると効果が半減する。
- 人工呼吸の際、空気の入れすぎに注意する。胃が膨らんでいる場合は入れすぎ。
- 119番通報すると、電話先の救急司令員が具体的な対処法など指示をしてくれる。
≪救急法実技講習会≫
主催:館山市教育委員会(教育部スポーツ課)
講師:館山消防署 救急隊員 3名
目的:夏休みの学校プールの開放に伴い、園児・児童の水難事故等に対する救急体制に万全を期するため、館山市教育委員会が救急法実技講習会を開催している。
<参加者数>
所 属 | 人 数 |
北条小学校 | 14名 |
館山小学校 | 6名 |
九重小学校 | 2名 |
船形こども園 | 1名 |
北条幼稚園 | 2名 |
館山幼稚園 | 1名 |
房南こども園 | 1名 |
豊房幼稚園 | 1名 |
九重こども園 | 3名 |
市民運動場 | 3名 |
温水プールvivid TATEYAMA | 6名 |
50mプールvivid TATEYAMA | 1名 |
合 計 | 41名 |
- このページについてのお問い合わせ
-
教育委員会教育部スポーツ課スポーツ施設係
住所:〒294-8601
千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3696
FAX:0470-23-3115
E-mail:sportska@city.tateyama.chiba.jp