日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震について

最終更新日:令和4年11月10日

 太平洋プレートは日本列島の下に沈み込み、深い海溝を形成しています。
 房総沖から青森県東方沖の海溝は「日本海溝」と呼ばれ、十勝沖から択捉島沖及びそれより東の海溝は「千島海溝」と呼ばれています。

 北海道から岩手県の太平洋沿岸地域での、最大の津波によると考えられる津波堆積物の資料から、約300~400年間隔で、過去の最大クラスの津波が発生していることがわかっています。そして、17世紀の津波からの経過時間を考えると、いずれの領域においても最大クラスの津波の発生が切迫している状況にあると考えられています。

 館山市は、「「大津波」(3m以上)が予想される地域のうち、この水位よりも高い海岸堤防がない地域」として、「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策推進地域」に指定されています。

北海道・三陸沖後発地震注意情報について

 巨大地震が発生した際の甚大な被害を少しでも軽減するため、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の想定震源域とその周辺でモーメントマグニチュード(Mw)7クラス以上の地震が発生した場合には、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発信し、大地震の発生可能性が平時よりも相対的に高まっているとして、後発地震への注意を促すこととなりました。
 令和4年12月16日より運用開始されました。

【情報の留意事項】
・「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、後発地震の発生可能性が平時よりも相対的に高まっていることをお知らせするものであり、情報が発信されたら後発地震が必ず発生するというものではありません。
・先発地震を伴わず、大規模地震が突発的に発生する可能性があります。
・情報発信の対象とする地震の発生エリア(北海道の根室沖から岩手県の三陸沖)の外側でも、先発地震が発生した周辺では、大規模地震が発生する可能性があります。
・すでに発生した先発地震への対応と後発地震に備えた対応を混同しないようにすることが必要です。 後発地震のイメージ
後発地震のイメージ

北海道・三陸沖後発地震注意情報が発信されたら

情報が発信された場合は、1週間程度、平時よりも巨大地震の発生に注意し、地震への備えを徹底しましょう。

具体的には、
・家具の固定や安全な避難場所・避難経路の確認などの、日頃からの地震への備えの再確認
・すぐに逃げられる服装での就寝や、非常持出品を常に携帯しておくなど、揺れを感じたり、津波警報が発表されたりした際に、直ちに津波から避難できる体制の準備
・先発地震の被害状況に応じて、揺れによる倒壊や土砂災害等のリスクから身の安全を確保する備えをしましょう。


【千葉県】ちば情報マップ
https://map.pref.chiba.lg.jp/pref-chiba/Portal

【気象庁ホームページ】日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震について
https://www.data.jma.go.jp/eqev/data/nceq/index.html

【内閣府ホームページ】日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震防災対策
https://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/index.html

北海道・三陸沖後発地震注意情報(チラシ)

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危機管理部危機管理課防災係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3442
FAX:0470-22-8901
E-mail:crisis.mgmt@city.tateyama.chiba.jp
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