11月5日は「津波防災の日」です!
最終更新日:令和4年11月1日
津波防災の日とは
津波避難対策について
現在、市では、館山市沿岸部に津波警報が発表されるなどの津波被害により市民の生命の安全が脅かされる恐れがある時に、緊急に一時的な避難を行う施設として「津波避難ビル」を指定しています。
館山市の「津波避難ビル」について
「稲むらの火」について
安政元年(1854年)に紀州広村(現・和歌山県広川町)は「安政南海地震」とそれに伴う津波に見舞われました。
このとき村の郷士である浜口梧陵(当時35歳)が、逃げ遅れた村人が逃げる方向を見失わないように、道筋の水田の稲むら(稲束等を積み重ねたもの。)に火をつけ、村人を高台に導きました。また、被災者用家屋の建設や農機具等の配給を行い被災者の救済に尽力するとともに、私財を投じて堤防を築きました。
こうした史実に基づき、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が、明治29年の三陸沿岸の津波災害の惨状と、伝聞による浜口梧陵の偉業を参考に短編小説を書きました。その後、地元出身の小学校教員の中井常蔵により小学生向けに「稲むらの火」として書き改められ、昭和12年から10年間、小学校5年生のテキストに掲載されました。
「稲むらの火」は、海の水が沖合に引いていく(*)のを見て津波がくることを予測した庄屋が、何も気づかない村人に知らせるために、稲むらに火をつけ、安全な場所に避難させたという、災害発生時には迅速に判断して行動することの重要性を唱えた話です。
*…津波の前に、引き潮が必ずあるとは限りません。地震の起こり方や、震源付近の地形によっては、引き潮が起こらないこともあります。
- 気象庁ホームページ「稲むらの火」
- 内閣府ホームページ『「稲むらの火」と津波対策』(内閣府みんなで防災のページ)
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市民生活部危機管理課防災係
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