(県指定)小網寺鋳銅密教法具

最終更新日:平成28年1月29日

《県指定有形文化財(工芸品)》

小網寺鋳銅密教法具

【県指定】昭和41年5月20日
【所在地】館山市出野尾859
【所有者】小網寺 

 密教では、知恵の火により煩悩を焼くための護摩、秘密伝授の灌頂等の儀式や法会が重んぜられています。この法具類は、これらの儀式に用いられるための器物で、内容は、独鈷杵・五鈷杵・五鈷鈴、金剛盤、羯磨・羯磨台、輪宝、四けつ、花瓶、蓮華形柄香炉の合計21点で構成されています。いずれも鋳銅製で鍍金が施されています。
このうち金剛盤、羯磨台、花瓶には「金沢〈寺〉審海」の銘が刻まれています。このことから、この法具類は横浜市金沢にある称名寺を開いた妙性坊審海にまつわるものであることがわかります。
独鈷杵を除く品々は、鎌倉時代のものとされ、デザイン的に優れた工芸品であるばかりでなく、相模と安房との僧侶の交流を考えるうえで貴重な資料といえます。
 
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