本日,東日本大震災から12年を迎えました。
　改めまして,被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに,犠牲となられた方々に心から哀悼の意を表します。
　そして,被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

　館山市におきましても,令和元年9月9日の房総半島台風に始まり,10月12日の東日本台風など,南房総エリアが過去に経験したことのない未曽有の災害に見舞われたこともあり,災害発生時等における危機管理体制の確立と消防防災力の充実強化を図るため,令和3年度に危機管理部を新設いたしました。
　
　現在,新型コロナウイルス感染症も落ち着きを取り戻しつつありますが,この状況下で大規模な自然災害が発生すれば,より細かな災害対応力が求められます。

　「近い将来発生する」と言われている南海トラフ巨大地震をはじめ,今後発生が懸念される自然災害をはじめとした様々なリスクに対応し,『災害にも強い安全・安心なまちづくり』を進めるためにも,これまでの被災経験等からの学びを踏まえ,市民の皆様の生命,生活を守るとともに,日頃から安心して暮らすことのできる強靭な館山市を目指し,最悪の事態を回避し,致命的な被害を受けない「強さ」と,速やかに対応できる「しなやかさ」を兼ね備えたまちづくりに取り組んでまいります。

　市民の皆様におかれましても,“災害への備え”を今一度点検いただくとともに,町内会・自主防災組織・消防団などの活動に積極的に参加していただけますようお願い申し上げます。