【市指定有形文化財】十二因縁論
最終更新日:令和6年4月2日

指定名称
十二因縁論
(じゅうにいんねんろん)
(じゅうにいんねんろん)
種別
市指定有形文化財《書跡典籍》
指定日
昭和43年(1968)12月23日
所在地
館山市大網398
所有者
大巌院
概要
浄意菩薩の作とされる『十二因縁論』は人間の生死(しょうじ)の相を知見して、それから解脱(げだつ)することが説かれているものです。この一巻は麻紙(まし)に1行20文字で書かれ、押界(おっかい)〈白界〉となっています。裏面に奈良西塔院〈大安寺〉の「伝法塔院」という朱印があることから、現存する天平写経のひとつであることが理解されます。また、巻末の「信」という朱印も、この十二因縁論が、奈良時代の写経であることを示しています。
寺伝によれば、雄誉霊巌(おうよれいがん)上人の時、江戸増上寺より贈られたものだといわれています。また古写経蒐集研究の第一人者としても知られる知恩院75世の鵜飼徹定上人は安政年間に大巌院を訪れ、この『十二因縁論』が西塔院において写経されたものと判じています。
寺伝によれば、雄誉霊巌(おうよれいがん)上人の時、江戸増上寺より贈られたものだといわれています。また古写経蒐集研究の第一人者としても知られる知恩院75世の鵜飼徹定上人は安政年間に大巌院を訪れ、この『十二因縁論』が西塔院において写経されたものと判じています。
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