【市指定有形文化財】木造地蔵菩薩立像
最終更新日:令和6年1月10日

名称
木造地蔵菩薩立像
(もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)
(もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)
種別
市指定有形文化財《彫刻》
指定日
平成2年(1990)7月23日
所在地
館山市竹原1563
所有者
相賀組(館山市立博物館保管)
概要
竹原地区相賀の地蔵堂に本尊として祀られる像で、像高97.5cmの三尺像です。プロポーションの良いすらりとした姿で、過不足のない量感をもった本格的なつくりをしています。眉目が切れ長で整った顔立ちも、張りがあり端正なものです。寄木造りで、両手や右足先・両耳朶(じだ)などに後世の補修がありますが、全体の造形からは、鎌倉時代中期頃の制作と考えられます。しかも慶派(けいは)系統の仏師によると思われる作風である点でも、貴重な遺作といえます。左足ほぞ外側には「妙安」の墨書銘があります。
なおこの地蔵堂には室町時代末の石造虚空蔵菩薩坐像があり、堂の南側には戦国時代末に里見氏一門となった薦野(こもの)氏の明星山城もあり、歴史的環境としても興味深いところです。
なおこの地蔵堂には室町時代末の石造虚空蔵菩薩坐像があり、堂の南側には戦国時代末に里見氏一門となった薦野(こもの)氏の明星山城もあり、歴史的環境としても興味深いところです。
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