【市指定有形文化財】那古寺木造千手観音立像

最終更新日:令和6年1月10日

指定名称

那古寺木造千手観音立像
(なごじもくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう)

種別

市指定有形文化財《彫刻》

指定日

昭和38年(1963)12月17日

所在地

館山市那古1125

所有者

那古寺

概要

那古寺の本尊で、像高149cmの一木造り。合掌手と腹前の手も体部材から彫り出しています。脇手は後補で矧ぎつけています。

顔は三角形の鼻と切りつけただけの長い眉と目をもっていて、おだやかな表情というより、土着のエネルギーを感じさせる強さがあって地方色豊かな作例です。

肩から背に大きくかけた天衣と、両脇にのばした脇手が、あたかも何かを背負っているように見えるのも素朴な表現ですし、正面の下半身に表わされた衣のつくりは、かなり複雑であるにもかかわらず、その彫技はいたってはっきりしていて、全体に重さを感じさせます。平安時代後期の地方作を象徴する仏像といえます。
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