【市指定有形文化財】木造阿弥陀如来坐像
最終更新日:令和5年10月16日
指定名称
木造阿弥陀如来坐像
(もくぞうあみだにょらいざぞう)
(もくぞうあみだにょらいざぞう)
種別
市指定有形文化財《彫刻》
指定日
昭和43年(1968)12月23日指定
所在地
館山市大網398
所有者
大巌院
概要
大巌院(だいがんいん)の本尊で、像高214cmの寄木造(よせぎづく)り。内刳(うちぐ)りを大きくとって薄いつくりに仕上げられています。整ったまるい顔や、流れるような衣文(えもん)の衣に包まれた均整のとれた体は、平安時代に流行した定朝(じょうちょう)様式をとり入れ、とくに両膝からかかる薄い布を通しての脚の表現などに、洗練された彫技が窺えます。
胎内の墨書銘から、京仏師是心が正徳5年(1715)に制作したもので、江戸時代中期の作であることがわかります。大巌院は里見義康の帰依(きえ)によって、雄誉(おうよ)上人が開いた寺で、当時の本尊は慶長8年(1603)に、弟子の霊存が奈良に遣わされて造像したという記録もあります。
胎内の墨書銘から、京仏師是心が正徳5年(1715)に制作したもので、江戸時代中期の作であることがわかります。大巌院は里見義康の帰依(きえ)によって、雄誉(おうよ)上人が開いた寺で、当時の本尊は慶長8年(1603)に、弟子の霊存が奈良に遣わされて造像したという記録もあります。
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