【市指定有形文化財】木造天部像
最終更新日:令和5年10月16日
指定名称
木造天部像
(もくぞうてんぶぞう)
(もくぞうてんぶぞう)
種別
市指定有形文化財《彫刻》
指定日
昭和44年(1969)2月21日指定
所在地
館山市洲宮921
所有者
洲宮神社
概要
一木造りで、両手は肩で矧(は)ぎつけていますが、右腕は失われ、左手もひじより先がなく、顔の損傷もひどいため像容は不明です。
四天王か二天王のうちの一体、あるいは毘沙門天(びしゃもんてん)像と考えられます。憤怒(ふんぬ)像にしてはおだやかな感じのする像です。像高は76.5cm。全体に彫りが浅く、藤原風の印象もありますが、体は偏平で、足が細いので動きもあまりみられず、体にくらべて頭がやや小ぶりに見えます。
細部は省略されたところもあり、南北朝期から室町時代前期にかけて制作されたと考えられます。当社に伝えられているのは神仏習合の時代の名残でしょう。
四天王か二天王のうちの一体、あるいは毘沙門天(びしゃもんてん)像と考えられます。憤怒(ふんぬ)像にしてはおだやかな感じのする像です。像高は76.5cm。全体に彫りが浅く、藤原風の印象もありますが、体は偏平で、足が細いので動きもあまりみられず、体にくらべて頭がやや小ぶりに見えます。
細部は省略されたところもあり、南北朝期から室町時代前期にかけて制作されたと考えられます。当社に伝えられているのは神仏習合の時代の名残でしょう。
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