【市指定有形文化財】慈恩大師画像

最終更新日:令和5年10月12日

指定名称

慈恩大師画像
(じおんだいしがぞう)

種別

市指定有形文化財《絵画》

指定日

昭43年(1968)12月23日指定

所在地

館山市大網398

所有者

大巌院

概要

慈恩大師は玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)の弟子の窺基(きき)(632~682)という唐長安の人で、描いたのは月僊(げっせん)(1741~1809)という江戸時代の浄土宗の画僧です。また、讃は増上寺32世、冠誉彗巌(かんよすいがん)のものです。

月僊は桜井雪館、円山応挙に師事し画を学びました。作品はそれほど多くは残っていませんが、京都知恩院方丈の左右昇り竜2幅、古人遊賞図3巻などが伝来しています。

月僊は、画料の多少により精粗拙巧があると批判されましたが、貧民救済費として1,500両を伊勢国山田奉行所に贈ったほか、道路の改修費として300両を寄付するなど、その全額を社会のために使い、世人はようやく月僊の意図を知り、感激したということです。
このページについてのお問い合わせ
教育委員会教育部生涯学習課文化財係 住所:〒294-0045 千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター内
電話:0470-22-3698
FAX:0470-22-6560
E-mail:syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp
このページについて
ご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?