【国登録有形文化財】小高記念館

最終更新日:平成28年4月20日

登録名称

小高記念館
(おだかきねんかん)

種別

国登録有形文化財《建造物》

登録日

平成28年(2016)2月25日

所在地

館山市館山95-70

所有者

個人

概要

小高記念館は館山港に面した館山市館山に所在する洋風建築で、大正11年(1922)頃に古川銀行旧鴨川町支店として鴨川市に建築されたと伝えられています。古川銀行は明治33年(1900)、安房郡千歳村(旧丸山町)に設立され、昭和4年(1929)に千葉銀行と合併し、千葉古川銀行と改称しました。鴨川支店の旧位置は明らかではありません。 昭和4年の千葉銀行との合併を機に鴨川町支店は閉鎖、建物は売りに出されました。これを昭和5年に購入した小高熹郎氏は、解体された建物を館山市まで荷馬車で運び、現在地に移築しました。

移築された建物は、館山水産事務所(館山水産株式会社)や政治事務所などを経て、平成6年(1994)文化交流の拠点「小高資料館」となりますが、平成8年(1996)所有者逝去に伴い閉館されました。 その後、平成18年(2006)、NPO法人安房文化遺産フォーラムが借受けて所有者の意向を受け継ぎ、建物を地域文化の発信・コミュニティーの交流拠点「小高記念館」として活用しました。平成28年(2016)12月には、カフェとしてオープンしています。

木造の総2階建て、外壁下見板張りペイント仕上、屋根波形鉄板張りの洋風建築で、館山港に面する交差点に建ち、平面は角に面した西側を隅切りにした矩形を取っています。屋根形は変形の寄棟造になっています。外壁下見板は白色系ペイント塗装で、外部には縦型に上げ下げ窓が設けられ、屋根鉄板を赤色系塗装とした、周辺では目立つ建物となっています。

改修前
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