【国記録選択無形民俗文化財】南房総地方のミノコオドリ

最終更新日:平成24年4月26日

指定名称

南房総地方のミノコオドリ
(みなみぼうそうちほうのみのこおどり)

種別

記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財

選択日

平成19年(2007)3月27日

伝承地

館山市波左間

伝承者(保護団体)

波左間区

概要

【説明】
ミノコオドリは、館山市波左間と南房総市千倉町川口に伝承され、それぞれ地元の神社(波左間・諏訪神社/川口・鹿嶋神社)における7月の祭礼時などに、境内や地区内で踊られます。


踊り手は、波左間では小学生から中学生の女子、川口では小学生から中年の女性です。右手に扇または団扇を持ち、左手にオンベと呼ばれる御幣のようなものを持って肩に担ぎ、十人前後で輪になって、右手の扇や団扇を緩やかに翻したり、オンベの柄たたいたりしながら、右回りに踊ります。この時、年配の大人4~6人が、歌、太鼓などの演奏をします。

南房総地方のミノコオドリは、相模湾西岸(神奈川県小田原市から静岡県東伊豆町)に分布する「鹿島踊」と歌詞や採物などに共通点がある一方で、南房総地方独自の地域的特色も見られ、同種の民俗芸能の分布を考える上で貴重です。

【特色】
鹿島踊は、男性の踊りですが、南房総地方のミノコオドリは、基本的には女児の踊りです。

また、鹿島踊りには方形の隊形で演じる場面があるため、踊りに参加する人数に規則がありますが、ミノコオドリは円形の踊りのみであり、踊りの人数に制限はありません。10人前後の少女が輪になって、大人の歌や太鼓などの演奏に合わせて踊る民俗芸能であることが特色です。
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