【県・市指定天然記念物】沼サンゴ層
最終更新日:令和2年2月7日

沼サンゴ層が「千葉の地層10選」に選定されました。
「千葉の地層10選」は、千葉県が選定した千葉の大地を知ることができる地層です。
チバニアン認定をきっかけに、千葉県の地層への興味関心を高めるために選定されました。
祝!チバニアン決定!千葉の地層10選の選定について(千葉県)
指定名称
沼サンゴ層
(ぬまさんごそう)
(ぬまさんごそう)
種別
千葉県指定天然記念物(館山市沼)
館山市指定天然記念物(館山市南条)
館山市指定天然記念物(館山市南条)
指定日
県:昭和42年(1967)3月7日
市:昭和40年(1965)4月21日
市:昭和40年(1965)4月21日
所在地
県:館山市沼521-3
市:館山市南条518-2
市:館山市南条518-2
所有者
県:館山市
市:南条八幡神社
市:南条八幡神社
概要
北緯35度に位置する館山市は、現在世界に生息する造礁性(ぞうしょうせい)サンゴ分布の最北限にあたりますが、約6,000年前に生息していたサンゴの化石を、海岸より約1km内陸にはいった、館山市沼の標高約20mほどのところでみることができます。現在よりも温暖であった地球は、両極地方の氷が溶け、いわゆる縄文海進により、海水面がかなり上昇していました。このことは、当時の海岸線が今より高いところにあったことを示し、そこにサンゴが生息していたのですが、その後の地殻の隆起によって、現在のような山腹に、化石として見ることができるのです。
館山市沼から産出した化石を中心に、その実態が研究されたため、「沼サンゴ」とよばれ、それらの化石が出土する地層を「沼層」といいます。沼層の造礁性サンゴ化石は、房総各地に広く見られ、現在75種が確認されています。このように、サンゴの化石がみつかることにより、そこが以前海であったこと、今より温暖な気候であったことなどが明らかになります。
館山市沼から産出した化石を中心に、その実態が研究されたため、「沼サンゴ」とよばれ、それらの化石が出土する地層を「沼層」といいます。沼層の造礁性サンゴ化石は、房総各地に広く見られ、現在75種が確認されています。このように、サンゴの化石がみつかることにより、そこが以前海であったこと、今より温暖な気候であったことなどが明らかになります。
沼サンゴ層を見学される皆様へ
- サンゴは持ち帰ってはいけません。
- 野草、果実、タケノコ等には持ち主がいます。採らないでください。
- 周辺に駐車場はありません。赤山地下壕跡の駐車場を利用してください。
- 社会ルールを守って見学しましょう。
- このページについてのお問い合わせ
-
教育委員会教育部生涯学習課文化財係
住所:〒294-0045
千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター内
電話:0470-22-3698
FAX:0470-22-6560
E-mail:syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp