◆野州庚申山の場 　ヤシュウコウシンヤマノバ 下野庚申山の場 下野国足尾の庚申山にさしかかった現八は、山中で怪猫の眼を矢で射抜いた。この妖怪はかつて赤岩一角という郷士を殺し、そのまま一角になりすましている化け猫で、船虫を後妻にしていた。一角の実子大角は犬村家の雛衣と結婚して養子になっていたが、にせ一角は眼の治療のために雛衣の胎児を要求、雛衣は自殺してしまう。現八から一角が怪猫であることを知らされた大角は父の仇を討つ。 ★クリックすると拡大されます 里見八犬伝豪傑/犬村大角 作者：不明 製作年：不明 武勇魁図会、里見八犬士 作者：渓斎英泉 製作年：弘化年間頃 里見八犬伝 作者：長谷川小信 製作年：明治時代 里見八犬伝 作者：歌川幾三郎 製作年：明治11（1878）年 江戸乃花名勝会　氷川下 作者：三代歌川豊国 製作年：元治1（1864）年 里見八犬伝／庚申山 作者：歌川芳虎 製作年；弘化〜嘉永年間