◆芳流閣屋根上の場
  ホウリュウカクヤネウエノバ
 芳流閣(ホウリュウカク)屋根上の場
信乃は滸我城につくと、村雨丸献上を執権の横堀在村(ヨコホリアリムラ)に告げた。翌朝刀を確かめた信乃はすり替えに気が付くが、城からの使いが迎えにきてしまう。登城して事情を説明するが、足利成氏は信乃を敵の回し者とみなして捕らえようとする。白刃をかいくぐって芳流閣の屋根上に逃れた信乃を捕らえるため、差し向けられたのは、成氏の不興をかって投獄されていた捕り物の達人、犬飼現八だった。

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うちわ絵/
 芳流閣の犬塚信乃
作者:三代歌川豊国
製作年:嘉永5(1852)年
大新板切組燈篭/
 八犬伝芳流閣の段
作者:長谷川小信
製作年:明治時代
極新板切組燈篭/
 八犬伝芳流閣の段
作者:二代長谷川貞信
製作年:明治18(1885)年
江戸凧/
 八犬伝芳流閣
作者:橋本禎造
製作年:昭和57(1982)年
江戸凧/
 南総里見八犬伝
作者:橋本禎造
製作年:昭和57(1982)年