多様な性のあり方~LGBT(性的少数者)の理解促進~

最終更新日:令和3年6月8日

1.多様な性のあり方とは?

人の数だけ多様な考え方があり、「性のあり方」があります。性のあり方は人権であるとともに、人の健康・いのちに関わる問題です。近年、社会的に関心は高まりつつあるものの、理解はまだまだ進んでおらず、周囲の理解不足等により困難を抱えて生活している人たちがいます。

民間企業等の調査では、LGBTは人口の5~8%とも言われており、日常で必ず出会う身近な存在です。誰もが個性や能力を活かし、自分らしく暮らせる社会を実現するためには、個人が価値観や視野を広げ、様々な違いを認め合うことが大切であり、そのためには正確な理解が必要です。

2.4つの性

「性のあり方」には、色々な表現の仕方がありますが、ここでは「4つの性」という考え方をご紹介します。
 
性自認
(心の性)
自分の性をどう認識するか
男性、女性、どちらかわからない人、どちらでもあると思う人、色々な人がいます。
生物学的性
(身体の性)
生まれた時の見た目や形で判断された性
染色体・ホルモンの状態から、性が判断されることもあります。
性的指向
(好きになる性)
恋愛・性愛の対象となる性
男性を好きな人、女性を好きな人、好きになる性別を決めていない人、色々な人がいます。
性表現 自分をどう表現するかという性
スカート、ズボン、長い髪、短い髪、僕と呼ぶのか、私と呼ぶのか。
人によって、色々な表現があります。

3.LGBTとは?

頭文字 意味
L レズビアン 女性同性愛者(心の性=女性、好きになる性=女性)
G ゲイ 男性同性愛者(心の性=男性、好きになる性=男性)
B バイセクシャル 両性愛者(好きになる性=女性、男性)
T トランスジェンダー 身体と心の性が一致しない人

LGBTとは、上記の4つの言葉の頭文字を表したものですが、広く「性的マイノリティ」を指す言葉としても使われます。

このうち、LGBは「性的指向」、Tは「性自認」に関わります。同性を好きになる人、自分の性に違和感を感じている人、性別にこだわらない人等、「性のあり方」は様々です。それぞれが「違う」ということは、自然なことです。

また、最近はSOGI」という言葉も使われています。
SOGIとはSexual Orientation and Gender Identityの頭文字で、直訳すると「性的指向と性自認」という意味です。「LGBT(性的マイノリティ)と多数派」という捉え方ではなく、性的指向と性自認は全ての人に関わるものであるという考え方が主流になってきています。

4.なぜ、知る必要があるのか?

LGBTの人たちは、社会の差別や偏見により、日常生活において様々な困難を抱えています。
私たち一人ひとりがLGBTについて正しい知識を身につけることで、こうした困難はなくしていくことができます。
 
子ども
教育
学校で「男のくせに」「気持ち悪い」「ホモ」「おかま」「レズ」などと侮蔑的な言葉を投げかけられ、自尊感情が深く傷つけられた。
・性的指向について、教員や同級生がおかしいものとして話したり、「うちの学校にはいない」と存在しないものと扱われた。
就労 就職活動の際、結婚などの話題から性的指向や性自認をカミングアウトしたところ、面接を打ち切られた。
職場での昇進・昇格に結婚要件があったため、同性パートナーがいたにもかかわらず昇進・昇格できなかった。
医療 認知症、意識不明状態のパートナーが入院したが、病院・医師から安否情報の提供や治療内容の説明を受けられず、面会もできなかった。
医療機関の受付では戸籍上の名前で呼ばれるため、受診しづらくなった。
公共サービス社会保障 高齢者向けの施設において、男女分けで施設が運営されているため、トランスジェンダー当事者の意向を伝えても考慮されず精神的な負担が大きかった。
同性パートナーと公営住宅への入居を申し込もうとしたが、同居親族に当たらないことを理由に拒否された。
災害
被災者支援
・避難所に届いた支援物資が、登録されている性別ごとに配布されたため、性自認にもとづく肌着や衣服などを入手することができなかった。
・避難所で性的指向を暴露されてしまい、周囲から阻害され、変態扱いなどのいやがらせを受けたため、避難所を離れざるを得なかった。

【参考資料】
 LGBT法連合会作成  LGBTの困難の事例リスト第3版 
 (LGBT法連合会 HP)http://lgbtetc.jp/

5.まずは、あなたにもできることを

LGBTを含む性的マイノリティの方を理解し、支援するという考え方やその考えを持つ人のことを、「アライ(Ally)」と呼びます。学校や職場など周囲にLGBT当事者がいることを意識して行動しましょう。

・性は男女の二元論ではなく、グラデーションと考え、多様性を理解しましょう。
・言葉ひとつで、誰かを傷つけることがあるということを留意しましょう。
・日常的に使われがちな差別用語にも留意しましょう。
 (オカマ、オネエ、ホモ、レズなどといった言葉は差別的な意味があります。)

 
 

6.館山市の取り組み

●R1.7.22 館山市コーラル会議にて、コーラル会議委員向けにLGBT研修を行いました。会議録
●R2.2.12 館山市職員向けの勉強会を実施しました。開催概要

【今後検討している取り組み】
●理解促進のための継続した勉強会の実施
●性の多様性に関する出前講座メニューの創設
●多目的トイレの標記変更(誰でもトイレ)

8.相談窓口

よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
 ☎0120-279-338
 性別や同性愛について等、性のあり方に関する悩みの電話相談窓口があります。
 SkypeやTwitterなどを利用した相談窓口もあります。

東京弁護士会セクシュアルマイノリティ電話法律相談
 東京弁護士会が実施する無料電話法律相談です。

千葉県弁護士会 弁護士によるLGBTs専門相談
 千葉県弁護士会が実施する面談相談です。※事前にお電話による予約が必要です。

●みんなの人権110番
 ☎0570-003-110(ゼロゼロみんな の ひゃくとおばん)
 差別や虐待、パワーハラスメントなど、様々な人権問題についての相談を受け付けています。
 ○受付時間 平日午前8時30分から午後5時15分まで
このページについてのお問い合わせ
危機管理部市民協働課市民協働係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3142
FAX:0470-22-8901
E-mail:kyodo@city.tateyama.chiba.jp
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