あなたの血圧大丈夫?始めよう高血圧予防

最終更新日:令和7年3月21日

血圧とは

 血圧とは、心臓が全身に血液を送り出す時や、心臓に戻す時に血管の壁を押す力のことをいいます。家庭で血圧を測定して収縮期血圧(上の血圧)135mmHg以上または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上に該当すると高血圧といえます。

高血圧の診断基準(高血圧治療ガイドライン2019による)

診察室血圧:収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上

家庭血圧:収縮期血圧135mmHg以上または拡張期血圧85mmHg以上


 近年様々な調査・研究から、血圧が高くなるほど脳血管疾患のリスクが高まることが分かってきています。

館山市の現状

 館山市では、脳血管疾患(脳出血、脳梗塞など)、心疾患(心筋梗塞など)、腎不全による死亡数が全体の約2割を占めており、人口10万人あたりの死亡率は全国・千葉県を上回る水準となっています。これらの疾患はすべて血管が詰まったり、破けたりして起こるものであり、その原因のひとつとして高血圧があげられます。

 高血圧は予防することができ、生活習慣の改善や内服による自己管理が可能な疾患ですが、5月から6月にかけて実施した基本健診のうち、血圧140/90以上の高血圧であった方は、受診者全体の約4割にのぼります。そのうち4割の方は治療をしていないことがわかっています。高血圧を予防し、脳や心臓、腎臓などの臓器を守るために、今日から高血圧予防を始めましょう。

高血圧予防につながる大切なこと

1.健康診断を受ける

 「自分は健康だから大丈夫」「いつでも病院にかかれるから大丈夫」と思われている方もいるかもしれませんが、脳血管疾患や心筋梗塞、透析に繋がる腎不全になる前に、健康診断で早期に異常を発見し、早めに対応することが大切です。また、健康診断を受け、異常が見つかった場合、症状がないから大丈夫と放置することなく、必ず医療機関を受診することが大切です。

 館山市では、市民の皆様が受けた健康診断結果をもとに、生活習慣の改善に向けたポイントを一緒に考えるための結果説明会を実施しています。皆様が健康でいられるよう、保健師・栄養士がお手伝いさせていただきます。

2.減塩する

 食塩をたくさんとると、体内のバランスを保つために体は水分を求めます。水をたくさん飲むと血液量が増えるため、血圧が上がります。高血圧を予防するためには、食塩の摂取量を適切な量に抑えることが大切です。

 1日の食塩摂取の目標量
 【男性】7.5g未満  【女性】6.5g未満  【高血圧の方】6.0g未満



3.家庭で血圧を測定する

 普段の血圧を知ることは、高血圧対策の第一歩です。

○家庭での正確な値の把握
 血圧は常に変動しており、季節や時間にも影響されるため、毎日一定の時間、同じ環境で測ることが重要です。家庭で測定すると、ストレスや運動による影響を受けづらいため「本当の血圧」が把握できます。

○「仮面高血圧」の早期発見
 診察室で測った血圧が正常でも、家庭で測った血圧が高い「仮面高血圧」が早期に発見できます。仮面高血圧の場合、治療が必要となります。

○「白衣高血圧」が分かる
 診察室で測った血圧が高くても、家庭で測る血圧が正常な「白衣高血圧」が分かります。白衣高血圧は、すぐに治療を始める必要はないとされますが、血圧を良い状態に保つためにも、生活習慣を見直しましょう。

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このページについてのお問い合わせ
健康福祉部健康課保健係 住所:〒294-0045 千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター2階
電話:0470-23-3113
FAX:0470-22-6560
E-mail:kenkouka@city.tateyama.chiba.jp
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