令和2年度のごみ処理費用について

最終更新日:令和3年9月29日


令和2年度のごみ処理費用について、ごみの分別種類ごとに、「収集・運搬」、「中間処理」、「最終処分」のそれぞれにかかる決算額をまとめました。

それぞれの費用には、人件費や委託業者への委託料、物品購入費、設備・車両の維持管理経費などを含んでいます。

■ 収集・運搬
 家庭から出る可燃ごみ(燃せるごみ)、不燃ごみ(金属類・粗大ごみ・ガラス類)、ペットボトル、古紙類、紙パック、プラスチック製容器包装を、回収場所であるごみ搬出場所から収集車で集め、館山市清掃センターやリサイクルの中間処理施設などに運ぶことをいいます。可燃ごみ指定袋や粗大ごみ処理券の製造費用を含みます。

■ 中間処理

 収集した可燃ごみ(燃せるごみ)を館山市清掃センター焼却することや、不燃ごみ(金属類・粗大ごみ)、ペットボトル、プラスチック製容器包装を、粗大ごみ処理施設やリサイクルの中間処理施設で、資源化や埋立処分をするために、破砕処理や圧縮処理することをいいます。

■ 最終処分

 館山市清掃センターで可燃ごみ(燃せるごみ)を焼却した後に出る灰や、粗大ごみ処理施設で破砕処理や圧縮処理を行った後に出る、資源化できない不燃ごみ(金属類・粗大ごみ)の処理残渣などを埋め立てることをいいます。

令和2年度のごみ処理費用

令和2年度のごみ処理にかかった費用の総額は、約9億5,236万円にもなりました(令和元年房総半島台風等の被災により発生した災害廃棄物の処理費用は含まれていません)。

ごみの種類ごとにかかった費用をみると、可燃ごみ(燃せるごみ)の処理に約6億5,151万円の経費がかかり、これだけで処理費用全体の68%を占めました。

次いで、不燃ごみ(金属類・粗大ごみ・ガラス類)に約1億8,975万円(20%)、ペットボトルに約3,396万円(4%)、古紙類に約2,805万円(3%)、紙パックに約20万円(0.02%)、プラスチック製容器包装に約4,887万円(5%)の費用がかかりました。
 
  収集・運搬 中間処理 最終処分 合計(千円)
 可燃ごみ          152,458          399,161           99,896          651,515
 不燃ごみ            53,198            96,974           39,585          189,757
 ペットボトル            18,151            15,815 -            33,966
 古紙類            28,057   - -            28,057
 紙パック                 199   - -                 199
 プラスチック製容器包装            27,380            21,353                141            48,874
合計(千円)           279,443          533,303          139,622          952,368


 

次に、ごみの処理部門ごとにかかった費用をみると、最も費用がかかったのが中間処理で約5億3,330万円(56%)でした。以下、収集・運搬に2億7,944万円(29%)、最終処分に1億3,962万円(15%)の費用がかかりました。

令和2年度 ごみ処理費用の財源内訳

ごみ処理費用の財源のうち、ごみを多く出す人と出さない人との負担の公平を図るために設けた手数料収入の割合は、全体の21%でした。

内訳は、燃せるごみの指定袋手数料が約9,779万円、粗大ごみ処理手数料が約582万円、館山市清掃センターへの直接搬入手数料が約1億36万円と、合わせて約2億397万円でした。

一方、市民の皆さんからの税金である市民税や国からの地方交付税などによる一般財源は約7億106万円で、ごみ処理費用全体の74%をまかないました。
 

令和2年度のごみ処理量

令和2年度に、館山市が処理したごみの総量は20,028トンで、可燃ごみ(燃せるごみ)が16,477トンで82%、不燃ごみ(金属類・粗大ごみ・ガラス類)が1,592トンで8%と、あわせて90%を占めました。

残りは、ペットボトルが221トン(1%)、古紙類1,415トン(7%)、紙パック10トン(0.05%)、プラスチック製容器包装313トン(2%)でした。

令和2年度のごみ搬出量は、市民1人当たり1,196g/日、1世帯当たり2,364g/日となりました。
(令和2年10月1日現在:人口45,895人、世帯数23,207)
 

令和2年度 ごみ取扱量

ごみの種類ごとに、各部門で取り扱った量を示したのが下の表です。
 
  収集・運搬(t) 中間処理(t) 最終処分(t)
 可燃ごみ        9,863            16,793              2,893
 不燃ごみ        1,230              1,849              1,335
 ペットボトル         219                 221                 194
 古紙類        1,299                   -                 -
 紙パック           10                 -                 -
 プラスチック製容器包装                   312                 313                 262
合 計              12,933            19,176              4,684

令和2年度の 市民1人当たり、1世帯当たり、1kg当たりのごみ処理費

令和2年度に、館山市のごみ処理にかかった費用(約9億5,236万円)から算出すると、市民1人当たりが20,751円、1世帯当たりが41,038円となりました。
(令和2年10月1日現在:人口45,895人、世帯数23,207)

また、1kg当たりのごみ処理費用は47.55円でした。
(令和2年度 館山市が処理したごみの総量:20,028t)

ごみの種類ごとの1kg当たりの原価

ごみの種類ごとに、各部門の「ごみ処理費用」を、ごみ処理量のうち「ごみの取扱量」で除したもの(tをkgに変換したため1,000分の1で計算)が下の表です。
 
  収集・運搬(円) 中間処理(円) 最終処分(円)
 可燃ごみ 15.45 23.77 34.52
 不燃ごみ 43.23 52.45 29.64
 ペットボトル 82.82 71.50 -
 古紙類 21.59 - -
 紙パック 19.68 - -
 プラスチック製容器包装 87.76 68.20        0.53
平均(円) 21.60 27.81 29.80

今、私たちにできること

館山市は、「4R-ごみを減らすためのRではじまる4つの行動-」を推進しています。
 ○  リデュース Reduce ごみが出ないような工夫をする
 ○  リユース Reuse 繰り返し使えるものを増やす
 ○  リサイクル Recycle ごみを資源として再び利用する
 〇  リペア Repair 修理などで長く使えるものを増やす

私たち一人ひとりの意識と行動が、社会を大きく変える原動力になります。

4Rを実行して、ごみをさらに減らし、環境にやさしい生活をすることが、持続可能なまちづくりにつながります。
 
また、館山市を取り巻く社会情勢は大変厳しい状況にあります。

進行する少子高齢化・人口減少により、税収は年々減少する一方で、老朽化したごみ処理施設への対策も行わなければなりません。

ごみの減量が、館山市の財政の安定と健全化にもつながります。

皆さまのご協力をお願いします。

 

 
このページについてのお問い合わせ
建設環境部環境課一般廃棄物係 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-22-3354
FAX:0470-23-3116
E-mail:kankyouka@city.tateyama.chiba.jp
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