台湾から水産関係の視察団が、安房地域を視察に訪れました。若手事業者らを主体にした総勢30人が、安房地域の観光や漁業の現状などを見て回られました。

館山市と縁あって「ふるさと市民」になっておられる台湾人の謝 美微（シャ メイウェイ）さんと何 立德（ホウ リーダー）さんが、台湾の地方創生に関わる仕事に携わっておられ、視察先として安房地域を紹介し、視察受け入れに繋がりました。

視察団は、養殖や加工の事業者、漁業系メディアなど水産関係の多岐にわたる業種で、台湾全土から参加された若手を中心とした事業者らで構成されていました。4泊5日の日程で来日し、そのうち3泊を安房で過ごされました。

そのうちの1日、渚の駅たてやまを訪れた一行は、館山市職員から同市の概要について説明を受けた後、館山市観光協会・佐野あみ事務局長から「Enjoy館山！秋のおトク旅♪」（宿泊のお客様向けにサービス提供とクーポンを配布する事業）の概要について話を聞かれました。台湾での同様な取り組みは少ないようで、説明を受けた事業者の方々からは活発に質問が上がりました。

一行はその他、西岬地区にある下原漁港で定置網の水揚げを見学したり、鋸南町勝山では海釣り、南房総市千倉地区ではブドウ狩りをしたりと、安房地域の各産業から観光までさまざまな分野を視察していかれました。