令和5年7月から、台湾の康寧大学、東海大学、修平科技大学から大学生のインターン（研修生）の受け入れを宿泊施設で行っています。市内で研修生を受け入れている施設は「休暇村館山」と「千里の風」です。
　当事業は平成28年に始まり、平成30年まで毎年受け入れ、その後、コロナ禍等で4年間中止し、今年再開しました。康寧大学の学生4名と東海大学の学生1名は2か月間の研修を行い、修平科技大学の学生2名は10か月間の研修を行います。
　これは各大学の日本文化研修の一環で、学生らは研修先で各自学んだことをレポートにして提出します。今回来館した研修生らは「日本のアニメや漫画が好きで、日本に興味を持ち始めました。館山に来ることができてとても嬉しい。」「今回初めて日本に来ました。わからないことだらけで、大変だけど、日本語をしっかり勉強して頑張りたい。」、「日本文化が大好き、たくさん体験したい」と意欲的。
　館山市長は「ここで得た経験を学校の後輩たちや、周りの方々に広めてもらい、台湾との懸け橋になってくれることを期待しています。」と話しました。
　学生らは研修の合間に、日本文化を学ぶ機会もあり、浴衣を着て城山公園の雁月庵で茶道体験を行ったりしました。文化や言葉の違いがありながらも頑張る学生らの姿は、施設を訪れるお客さんの目にも触れ、日台交流にも一役買うことができることでしょう。