【国立台湾海洋大学訪問】
　台湾では、地方創生に関する国家プロジェクトとして、国立台湾海洋大学がリーダーシップをとり、地方創生が進んでいる日本の自治体とさまざまな交流を行っています。学生に日本への理解や国際感覚醸成など地方創生について学ばせることを目的として、海外の地方自治体らとタッグを組んでいます。日本の5つの自治体と地方創生に関する協定を締結しており、その内の一つは館山市です。令和元年12月郵送により双方が署名をし、協定を締結しました。令和2年2月の台湾トップセールス時に締結式典を行う予定でしたが、コロナ禍でトップセールスが中止となってしまいました。そして今回のトップセールスにおいて、国立台湾海洋大学への訪問による協定書締結式典が執り行われ、両団体の代表者が出席し、新市長名による協定書再締結を行いました。今後は様々な交流を通じて、館山へ観光等に訪れてもらい、館山の経済活性化を図っていきます。

【宜蘭県冬山郷農会】
　宜蘭県冬山郷農会で開催した「日台交流・地方の市町旅行」セミナーに参加し、「館山市の観光とスポーツについて」講演を行い、館山をPRしました。参加者は「台湾大東北角観光圏」19市町及び地方産業代表者、旅行会社、ブロガー、インフルエンサー、台湾観光局など総勢50名程度。

【台湾農業員会】
　令和元年に館山に農業視察で訪れた同委員会の方々は、訪問直後に発生した台風15号被害に対する支援金を送ってくれました。今回は同委員会の中で地方創生の成果を上げている後壁無米樂社區（俗女村）を訪問＆見学。台南の農村再生の取組みの一環として米のサイクル有機農業を行い、レジャー農業（体験農業等）により、活性化を図っている様子を見学しました。

【旅行会社訪問】
（1）大鷹旅遊
　大鷹旅遊は、台湾国内で唯一貸切列車の旅を取り扱うことが出来る貸切列車専門の旅行会社です。8年間で200回以上の貸切列車ツアーを実施してきた実績があり、平成30年には台湾の優良企業に送られる「金峰奨」を受賞。令和元年にはサイクルトレインB.B.BASEを貸し切った南房総ツアーを開催。B.B.BASE初の貸切ツアーで、JR東日本、千葉県、館山駅、南房総4市町の協力を得て、100名のお客様に最大のおもてなしを行いました。台風15号の被害によりツアーの実施が危ぶまれましたが、安房地域が受入準備を進めていたことを知り「復興応援ツアー」として実施し、4市町に支援金を贈呈。今回は館山ツアーを再び実施していただけるよう訪問しました。

（2）昇陽自転車
　昇陽自転車は世界ブランドの自転車を取り扱った会社です。令和元年のB.B.BASE 貸切ツアーに参加協力もしています。その際にはロードバイクとクロスバイクを複数台持参し、ツアー後には格安で館山市観光協会に提供してくれました。その自転車は現在、館山市観光協会西口のレンタサイクル事業で大活躍しています。今回の訪問では御礼を伝えました。
　また同様に令和元年のB.B.BASE 貸切ツアーに参加していたスポーツメディア自転車筆記の方も同席してくださり、高雄市スポーツ推進局、金門スポーツ会などの方々も来てくださり、高雄市にある佛光山にて館山市訪問団と今後のスポーツ観光やスポーツ交流について意見交換を行いました。

（3）汎佳（ファンチャー）旅行会社
　汎佳（ファンチャー）旅行会社は、社長の梁氏が、東京から至近で自然環境の良好な館山市に目をつけ、平成30年に台湾富裕層向けの商品造成のための視察で館山を訪問。令和元年からは館山へのツアーも何度か催行されていました。令和元年後半からはレギュラーツアーを開催できるよう、台湾でコマーシャル活動も行っていましたが、コロナ禍の渡航制限により中断。今回は館山ツアーを再開していただけるよう訪問しました。

（4）創造旅行会社
　創造旅行社は、台北市内にある旅行会社で、JR東日本の台湾支社のような位置づけです。台湾発日本各地の団体旅行やパッケージツアーなどを企画・手配しています。令和元年には、富裕層に人気の『四季島』をチャーターしたツアーを造成し、館山に一泊。ツアーは大好評で、その後も別のツアーを計画していましたが、コロナ禍により断念。今回の訪問で再び館山泊のツアー造成していただくよう訪問しました。