城山公園の茶室・雁月庵にて、館山市茶道連盟と台湾の嘉義市茶文化協会による日台茶道交流が行われました。この交流のきっかけは、2019年7月に嘉義市立北興中学校が第三中学校との交流を行い、その調整をしていく中で、名古屋在住の日台文化芸術交流会の林会長と知り合ったこと。

　林会長は日本と台湾の芸術交流に長年尽力しており、学校での音楽交流、日本や台湾でのコンサートの開催や、茶道の交流といった芸術や文化の交流の企画や調整を行っている方。館山のことを知ってから、6月、7月と2回来館し、市長を表敬訪問したり、館山市茶道連盟会長と会ったり、城山公園にある雁月庵の視察を行ううちに、館山市をとても気に入り、東京から近い位置にあり、海が綺麗で、体験メニューが豊富、また本格的な茶室「雁月庵」があり、台湾の学校や団体が芸術文化交流を行うのに最適であると、さらなる日台の学校交流や館山市茶道連盟との茶道を通じた交流が出来ないかと計画を始めました。

　今回の館山市茶道連盟との交流は、林会長の発案で、台湾の嘉義市茶文化協会の会長など3名が、館山市茶道連盟による「紅葉茶会」で日本の茶道を体験。その後、館山市茶道連盟の役員らと交流、来年3月28日（土）29日（日）の2日間に渡って、城山公園・雁月庵にて「日台さくら茶会」を開催することが決定しました。「日台さくら茶会」では、市民や雁月庵を訪れる観光客らに、館山市茶道連盟と共に、日本と台湾両国の茶道が楽しめるお茶会を開催したいと考えています。

　※新型コロナウイルスの影響で、「日台さくら茶会」は中止となりました。