【国指定重要文化財】梵鐘(弘安九年在銘)

最終更新日:平成27年9月16日

指定名称

梵鐘(弘安九年在銘)
ぼんしょう こうあんきゅうねんざいめい

 

種別

重要文化財(有形文化財《工芸品》)

指定日

昭和36年(1961)6月30日

所在地

館山市出野尾859

所有者

小網寺

概要

この梵鐘は、弘安9年(1286)に鋳物師(いもじ)の物部国光(もののべのくにみつ)が鋳造したものです。国光が鋳造した梵鐘は、神奈川県海老名市の国分寺や横浜市の称名寺、鎌倉市の円覚寺にも残されており、当代一流の鋳物師であったことがわかります。

総高107.5cm、口径62.1cmで、3段組みに鋳上げられています。全体のバランスがよく取れ、乳は4段4列で、上帯には飛雲文と日月を、下帯には密教法具の三鈷杵を鋳出しています。

池の間には、大随求陀羅尼経が陽刻されているほか、小網寺の旧名とされる「金剛山 大荘厳寺」や金剛佛子隆尊を大願主、矢作助定と大田末延が大檀那となり、大工大和権守物部国光によって鋳造されたことが記されています。
このページについてのお問い合わせ
教育委員会教育部生涯学習課文化財係 住所:〒294-0045 千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター内
電話:0470-22-3698
FAX:0470-22-6560
E-mail:syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp
このページについて
ご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?