文化財の保存・活用事業

最終更新日:平成28年4月16日

文化財の保存・活用事業

 文化財は、長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日に守り伝えられてきた貴重な財産です。これは、地域や我が国の歴史、文化などの正しい理解のために欠くことのできないものであると同時に、将来の文化の向上発展の基礎をなすものです。 

 日本の文化財保護行政は、その制度が明治期につくられ、時代を反映した変遷を経て、今日までたゆみなく続けられてきました。そして、保護の対象の拡大にあわせ、その方法にも種々の配慮が払われてきました。

 現在、文化財所有者(管理者)、市民、国と地方公共団体が一体となって、文化財を保存して次世代に継承することができるよう、積極的な保存と活用に努めています。
 
 ここでは、平成14年度以降に実施した文化財の修理や、保存・伝承、調査・研究事業等について、ご紹介します。

 文化財愛護シンボルマークは、文化財愛護運動を推し進めるための旗じるしとして、昭和41年5月に定められたものです。

 このシンボルマークは、ひろげた両手の手のひらのパターンによって、日本建築の重要な要素である斗組のイメージを表し、これを3つ重ねることにより、文化財という国民共有の遺産を、過去、現在、未来にわたり永遠に伝承してゆくという愛護精神を象徴したものです。

 ◆ 文化財の保存整備
年度 事業内容
平成14~19年度 「那古寺観音堂」保存整備事業(県費・市費・(財)文化財保護・芸術研究助成財団補助事業)

 千葉県有形文化財(建造物)「那古寺観音堂」の屋根の破損が著しく、雨漏りによる建物の腐朽、破損が進行していたため、建物を半解体した上で、修理を行う「那古寺観音堂‐平成の大改修」事業を、文化財の所有者である宗教法人那古寺が実施しました。
平成15年度 「石井家住宅」保存整備事業(県費・市費補助事業)

 
千葉県有形文化財(建造物)「石井家住宅」の破損が著しく、雨漏りによる建物の腐朽、破損が進行していたため、将来の保存整備事業に備え、文化財の所有者(個人)が、部材を保管するための緊急保存事業を行いました。
平成16~18年度 「那古寺木造千手観音立像」保存修理事業((財)住友財団補助事業)

 館山市有形文化財(彫刻)「那古寺木造千手観音立像」が安置されている千葉県有形文化財(建造物)「那古寺観音堂」の「平成の大改修」事業にあわせ、文化財の所有者である宗教法人那古寺が、同像の保存修理事業を実施しました。
平成17年度 「船越鉈切神社のかっこ舞」用具等の整備事業(ふるさと文化再興事業)
「神余日吉神社のかっこ舞」用具等の整備事業(ふるさと文化再興事業)

 文化庁のふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」の委嘱を受け、千葉県伝統文化伝承事業実行委員会(事務局:館山市教育委員会生涯学習課内)が、館山市無形民俗文化財「船越鉈切神社のかっこ舞」、館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」の保存継承を図ることを目的に、用具の修理を行いました。
平成19年度 「銅造千手観音立像」防災施設整備事業(国庫補助事業)

 重要文化財「銅造千手観音立像」が安置されている千葉県有形文化財(建造物)「那古寺観音堂」の「平成の大改修」事業の最終年度にあわせ、文化財の所有者である宗教法人那古寺が、防災施設の設置事業を実施しました。
「滝川のびゃくしん」保存管理事業(市費補助事業)

 館山市天然記念物「滝川のびゃくしん」の保存管理のため、文化財の管理者である宗教法人木幡神社が、患部治療や支柱の設置などを行いました。
「古茂口獅子神楽」用具等の整備事業(ふるさと文化再興事業)
「神余日吉神社のかっこ舞」用具等の整備事業(ふるさと文化再興事業)

 
文化庁のふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」の委嘱を受け、千葉県伝統文化伝承事業実行委員会(事務局:館山市教育委員会生涯学習課内)が、館山市無形民俗文化財「古茂口の獅子神楽」、館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」の保存継承を図ることを目的に、用具の修理を行いました。
平成22年度 「沼のびゃくしん」保存管理事業(市費補助事業)

 館山市天然記念物「沼のびゃくしん」の保存管理のため、文化財の管理者である十二天神社が、患部治療や立入防護柵の設置などを行いました。
平成23年度 「洲崎大明神縁起」保存管理事業(市費補助事業)

 館山市指定有形文化財「洲崎大明神縁起」の保存管理のため、所有者である洲崎神社が、現装丁の解体、本紙の洗浄・補強・装丁などを行いました。
平成24~25年度 「那古寺木造阿弥陀如来坐像」修理事業(県費・市費補助事業)

 平成23年の東日本大震災で頭部が落下し、過去の修理による痛みが確認された千葉県有形文化財(彫刻)「那古寺木造阿弥陀如来坐像」の保存管理のため、所有者である那古寺が、東京藝術大学大学院美術研究科保存修復彫刻研究室に依頼して、本体、台座ともに全解体し、当初の姿を考慮した修復を行いました。
平成25~26年度 「神余日吉神社のかっこ舞」用具等の修復事業(文化遺産を活かした地域活性化事業)

 文化庁の「文化遺産を活かした地域活性化事業」(文化芸術振興費補助金)により、館山市の文化遺産を活用した観光振興・地域活性化事業実行委員会が館山市無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」の保存継承と地域活性化を目的に獅子頭の修理と衣装の新調を行いました。
平成26~27年度 「那古寺多宝塔附木造宝塔」修理事業(県費・市費補助事業)

 千葉県有形文化財(建造物)「那古寺多宝塔附木造宝塔」の保存管理のため、文化財の管理者である那古寺が、多宝塔の金具修理、木造宝塔の解体組立・木部修理などを行いました。
平成26~27年度 「小谷家住宅」修理事業(ふるさと納税・市費補助事業)

 館山市指定文化財(建造物)「小谷家住宅」の保存管理のため、所有者である小谷家当主が、NPO法人青木繁「海の幸」会、青木繁≪海の幸≫誕生の家と記念碑を保存する会とともに、修理と記念館公開に向けて検討しながら屋根瓦の葺替や壁の修理等を行いました。

 ◆ 文化財の調査研究
年度 事業内容
平成14年度 「戦争遺跡保存活用方策に関する調査研究」

 館山市と(財)地方自治研究機構との共同事業により、戦跡を地域の歴史資源として保存し、歴史学習や観光・交流に活用するために実施しました。
平成16・17年度 『茂名の歳時記~里芋祭り~』映像記録作成事業

 重要無形民俗文化財「茂名の里芋祭」と、それに関わる館山市茂名地区の歳時記を後世に伝承し、その理解を深めるために、文化庁のふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」の委嘱を受け、千葉県伝統文化伝承事業実行委員会(事務局:館山市教育委員会生涯学習課内)が実施しました。
平成18・19・21年度 稲村城跡調査研究事業

 館山市が、稲村城跡(中世)の実態を把握し、遺跡の保護・活用を図るための基礎資料を得ることを目的に、国庫及び千葉県費の補助を受けて、平成18・19年度の2ヵ年事業により学術調査を実施し、成果を調査報告書にまとめました。
 平成21年度にも調査を実施し、調査報告書2にまとめました。
平成19・20年度 『安房のみのこ踊り』映像記録作成事業

 千葉県指定無形民俗文化財「洲崎のミノコオドリ」と「南房総地方ミノコオドリ」を後世に伝承するために、文化庁のふるさと文化再興事業「地域伝統文化伝承事業」の委嘱を受け、千葉県伝統文化伝承事業実行委員会(事務局:館山市教育委員会生涯学習課内)が実施しました。
平成20年度 鉈切洞穴測量調査事業

 館山市が、保存活用の基礎資料とするため千葉県指定史跡「鉈切洞穴」とその周辺の地形測量を実施し、成果を調査報告書にまとめました。
平成22年度  安房国分寺跡調査研究事業

 千葉県指定史跡「安房国分寺跡」の過去に行われた調査において確認された溝が安房国分寺の寺域を示すためのものであるかを確認するために実施し、成果を調査報告書にまとめました。
平成25~平成27年度 「神余日吉神社のかっこ舞」継承と地域活性化事業(映像記録作成)

 文化庁の「文化遺産を活かした地域活性化事業」(文化芸術振興費補助金)により、館山市の文化遺産を活用した観光振興・地域活性化事業実行委員会が、館山市指定無形民俗文化財「神余日吉神社のかっこ舞」の映像記録、解説書等の作成と、その活用による民俗芸能の継承と地域活性化のための普及事業を行いました。
お問合せ先 館山市教育委員会生涯学習課
   TEL 0470-22-3698
   E-mail syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp
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教育委員会生涯学習課文化財係
住所:〒294-0045 千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター内
電話:0470-22-3698   ファックス:0470-22-6560
E-mail:syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp

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