【国登録有形文化財】洲埼灯台

最終更新日:平成27年9月9日

登録名称

洲埼灯台
(すのさきとうだい)

種別

国登録有形文化財《建造物》

登録日

平成27年(2015)3月26日

所在地

館山市洲崎1043

所有者

概要

洲埼灯台は、東京湾入口で首都圏への安全航海を支える灯台です。対岸の三浦半島端部にある剱埼灯台と対になって東京湾を太平洋の境界を成しています。

幕末の慶応2年(1866)、江戸幕府がイギリス・アメリカ・フランス・オランダと結んだ改税約書(租税条約、江戸条約)により、東京湾周辺では、観音埼灯台(神奈川県横須賀市)、野島埼灯台(千葉県南房総市白浜町)、剱埼灯台(神奈川県三浦市)の3か所に灯台が建設されました。

洲埼灯台は、大正8年(1919)に洲崎の庚申山に建設され、同年12月15日に初点灯しました。円形の鉄筋コンクリート造で、建築設計並びに現場監督を航路標識管理所技手・斎藤新治郎が務め、総工費3万6,034円57銭を要しました。

平砂浦海岸は鬼が浦とも称され、東京湾に向かって航行する船舶が、最も注意を要する難所でした。かつては荒天や暗夜の際、野島埼灯台を目標に航行し、布良崎を洲崎と誤認して、平砂浦海岸を東京湾と間違え進入し、座礁することがあったといいます。しかし、洲埼灯台の建設後、そのような事故はなくなったそうです。



※内部は公開していません。
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