(国登録)紅屋商店店舗、紅屋商店主屋

最終更新日:平成26年10月10日

国登録有形文化財(建造物)「紅屋商店店舗」「紅屋商店主屋」

登録有形文化財(建造物)

紅屋商店店舗(べにやしょうてん てんぽ)
紅屋商店主屋(べにやしょうてん おもや)

 
国登録 平成19年7月31日
所在地 館山市長須賀1

紅屋商店店舗
登録番号 第12-0071号
年 代 大正13(1924)年
登録基準 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
構 造 木造2階、瓦葺、建築面積47m2
特 徴
評 価
街路にほぼ西面して建っています。木造2階建、切妻造、桟瓦葺、平入で、正面には銅板葺の下屋を設けています。

塗屋造で、外壁は人造石洗出しで、石造風に見せています。

現在は、1階が店舗、2階が倉庫で、1・2階とも開口部に漆喰塗などの防火扉が設けられています。関東大震災復興期の店舗建築です。
備考 関東大震災に耐えた近在の蔵を、若干縮小して移築したものです。
金物等を扱う商店。
 
  紅屋商店店舗正面 紅屋商店店舗側面(北側)
 
  紅屋商店店舗1階   紅屋商店店舗2階

■紅屋商店主屋
登録番号 第12-0072号
年代 昭和元(1925)年頃
登録基準 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
構 造 木造2階建、瓦葺、建築面積53m2
特 徴
評 価
店舗東側に連続し、東西棟の切妻造、桟瓦葺、木造2階建で、南面西端に入母屋造の玄関を設けています。

1階は8畳の仏間、2階は床・棚付の8畳の座敷と、8畳の次の間からなります。

店舗とほぼ同時期の建築で、店舗とつながりをもった、当時の住まいの形態を伝えています。
 
                紅屋商店主屋正面(西側から) 紅屋商店店舗2階 床・棚付の座敷
     

 館山市長須賀は、境川と汐入川に挟まれ、この二つの川と館山湾が形成した砂州に町場が形成されています。江戸時代から、館山に向かう房総往還に沿って、北側の新宿から続く町並がありました。

 明治11年(1878)、新井に館山桟橋が整備されると、千倉や白浜方面からの荷が集まるようになり、桟橋に近い館山下町と、長須賀の古い町場との間の通り沿いに、商店が立ち並ぶようになりました。


 金物を商う紅屋商店は、現在の南房総市和田町にありましたが、明治26年に長須賀に移転しました。当時、和田で使用していた建物を移築し、あらためて長須賀で開業しましたが、大正12年(1923)の関東大震災で、店舗、住宅ともに倒壊しました。

 いち早く復興し商売を再開するために、店舗として活用されたのが、地震に耐えて残った蔵です。現在の紅屋商店店舗は、近くにあった米屋の蔵を移築したものです。大正133月に作業が完了したことが、店舗2階に残る墨書からわかります。

 震災後、長須賀一帯には、蔵を活用した店舗が数件あったといいますが、現在残っているのは、紅屋商店店舗のみです。1・2階とも漆喰塗の防火扉が設けられ、震災復興期の店舗建築の特徴をあらわしています。

 主屋は、店舗の東側に連続して建てられ、東西棟の切妻造、木造2階建てで、南面西端に入母屋造(いりもやづくり)の玄関が設けられています。2階に床・棚付の座敷があることが特徴で、店舗と繋がりをもった昭和初期の住まいの形態をよく伝えていることが評価されました。

 

 
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