(国登録)鈴木家住宅主屋、鈴木家住宅蔵、鈴木家住宅表門

最終更新日:平成26年10月10日

国登録有形文化財(建造物)「鈴木家住宅主屋」「鈴木家住宅蔵」「鈴木家住宅表門」

登録有形文化財(建造物)

鈴木家住宅主屋(すずきけ じゅうたく おもや)
鈴木家住宅蔵(すずきけ じゅうたく くら)

鈴木家住宅(すずきけ じゅうたく おもてもん)
 
国登録 平成19年5月15日
所在地 館山市沼1619
年 代 大正13(1924)年

鈴木家住宅主屋
登録番号 第12-0067号
登録基準 ニ 造形の規範となっているもの
構 造 木造2階一部平屋建、スレート葺及び鉄板葺、建築面積285m2
特 徴
評 価
館山湾を眺望する位置に建ちます。和洋折衷様式の木造2階一部平屋建の建物です。

正面外観は、中央のぺディメント付ポーチや両翼の半切妻屋根で、円弧状の持送り等、洋風の意匠です。

内部は、床のコルクタイルや壁紙などの内装がよく残り、座敷床の間などの造作も良好です。
 
  鈴木家住宅主屋正面 主屋玄関から2階を望む
 
  鈴木家住宅主屋1階和室(座敷)        鈴木家住宅主屋2階洋室(応接間)

鈴木家住宅蔵
登録番号 第12-0068号
登録基準 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
構 造 木造2階建、瓦葺、建築面積32m2
特 徴
評 価
主屋東方に建つ内蔵、桁行3間、梁間2間、切妻造、桟瓦葺の木造2階建で、蔵前によって主屋と繋がっています。

南面1・2階ともに塗戸を吊り込み、庇をつけています。外壁及び鉢巻は、目地を切った石造風のモルタル流出しで、主屋東側と同じ仕上げで、統一感を持った外観になっています。

■鈴木家住宅表門
登録番号 第12-0069号
登録基準 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの
構 造 石造間口2.8m、左右袖塀及び柱付
特 徴
評 価
主屋の前方に位置し、前面道路との境に北面して立ちます。

玉石練積で、高さ3.2m、間口2.8m。角状の柱が一対立ち、両側に袖塀を円弧上に前方に延し柱を立てています。鉄扉を失っていますが、吊り金具が現在も残っています。

主屋と前庭に相応しい重厚なつくりで、表構えを形成しています。
 
 
                鈴木家住宅表門      鈴木家住宅蔵
     

 館山市沼は江戸時代以降,国内沿岸の物資輸送を行う船が立ち寄る湊町として栄えました。そのため沼には、盛岡藩の船宿がありました。

 鈴木家は,江戸時代に屋号を「南部屋」といい,盛岡藩の常宿を務めた家でした。明治21(1888)年に旅籠をやめて,医院を始めますが,赤い門柱のある医院ということから,現在も「赤門」の名で,市民に親しまれています。


 鈴木家住宅は,横浜の建築家が設計し,関東大震災直後の大正13(1924)年に完成しました。この時,蔵と表門も同時に完成しています。

 昭和5(1930)年,近くに館山海軍航空隊が設置されましたが,昭和20年の終戦間際には,海軍将校の社交の場などとしても使用されたことがあるといいます。

 門は,目地にモルタルが使われ,石が積み上げられた構造です。建築当初は,鉄の扉が付いていましたが,第二次大戦中に供出されてしまい,現在,取り付け金具が残るのみです。

 
主屋は和洋折衷様式の木造2階一部平屋建てで,屋根は,2階部分がスレート(石盤)葺,平屋部分が鉄板葺です。正面には,ポーチが設けられています。1階中央に中廊下式のホールがあり,和風の客間・居間・仏間,台所,洋風の食堂・居間・寝室などが配置されています。2階はすべて洋風の仕上げで,応接間・寝室があります。洋風部分の,床のコルクタイルや壁紙などには,建築当時の内装がよく残されています。

 蔵は,梁など米松材が用いられ,外部はモルタル洗い出しの仕上げになっています。

※一般公開はしていませんので,御了承ください。

 
このページについてのお問い合わせ
教育委員会生涯学習課文化財係 住所:〒294-0045 千葉県館山市北条740-1 館山市コミュニティセンター内
電話:0470-22-3698   ファックス:0470-22-6560
E-mail:syougaigaku@city.tateyama.chiba.jp

このページについてご意見をお聞かせください
このページは見つけやすかったですか?
このページの内容はわかりやすかったですか?
このページの内容は参考になりましたか?