【市指定無形民俗文化財】鶴谷八幡宮の筒粥神事

最終更新日:平成24年4月26日

指定名称

鶴谷八幡宮の筒粥神事
(つるがやまちまんぐうのつつがゆしんじ)

種別

市指定無形民俗文化財

指定日

平成5年(1993)12月24日

伝承地

館山市八幡68

伝承者

鶴谷八幡宮

概要

この神事は、1月14日夕刻から15日午前中にかけて、農作物の豊凶(ほうきょう)を占うために行われます。まず14日夕方、宮司(ぐうじ)と責任役員が神前で祭事を行うことからはじまります。

世襲により鶴賀(つるが)本家が、宇土川(うどがわ)から取った葦筒(あしづつ)と、石臼でひいた3合の米、釜などを参集所(さんしゅうじょ)に移します。釜に水を入れ、薪に火をつけ、米を入れた20分後に、束にした葦筒14本を釜の中に入れ、炊き上げた後、神前に供えます。

翌朝8時頃から神事が行われ、宮司が葦筒の入った粥桶(かゆおけ)を鶴賀本家に渡します。鶴賀本家は、宮司宅で粥の中の葦を取り出し、一から十四まで並べ、筒の中の粥の量によって米、麦など14品目の農作物の作柄と世情を占います。

鶴賀本家と責任役員が、親から子、子から孫へと、この神事を伝えていることに、この神事の特色があります。
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