8月14日、市内北条海岸で第13回パンパシフィック水泳選手権大会OWSが開催され、各国の代表が真夏の館山の海で力泳しました。北条海岸には2メートルを超える大きな赤いブイが4つ設置され、選手はブイの周回（1周2キロ）を5周して10キロで競い合います。潮位の関係から男子が7時、女子が7時5分のスタートと早朝にもかかわらず、世界レベルの泳力を見ようと市内外から200人ほどの観客が集まりました。

男子7ヵ国14選手、女子7ヵ国15選手が出場し、男女ともにアメリカが優勝しました。
男子：ジョーダン・ウィリモフスキー1時間58分50秒5
女子：ヘイリー・アンダーソン2時間8分24秒8

日本選手は、館山市でふるさと大使（館山OWS大使）の貴田裕美選手（コナミスポーツ）を含む、男女各2人が出場し、男子は、野中大暉選手が9位、豊田壮選手が10位、女子では、森山幸美選手が5位、貴田裕美選手が6位でした。

パンパシは、カナダ、アメリカ、オーストラリア、日本の4ヵ国会場持ち回りで、4年に1度開催。前回の日本開催は2002年の横浜。水泳界では「オリンピック・世界水泳と並ぶ世界三大大会」の一つに数えられています。パンパシOWSは、当初お台場の開催予定でしたが、東京都がこの夏に水質確保に向けた実証実験を行うことから、北条海岸で開催することとなりました。

北条海岸では2000年から2015年まで、日本水泳連盟が主催する「ジャパンオープン」が開催されてきた実績があります。9月23日（日）には、日本水泳連盟主催の「第94回日本選手権水泳競技大会」が北条海岸で開催されます。