フリーダイビング世界選手権の日本代表選考会を兼ねた「フリーダイビング・インドアカップ2016　in 館山」が4月9日（土）、4月10日（日）、館山市営25メートル温水プールを会場に開催され、全国から男女フリーダイバー約30名が参加し、潜水技術を競いました。
 
日本フリーダイビング協会主催、館山市教育委員会後援で12回目の開催となった今大会は、6月にフィンランド、9月にギリシャで開催される世界選手権代表選考対象大会となります。地元、館山からの参加もあり、初日の開会式には金丸謙一市長も駆け付けました。
同大会は館山市にゆかりのあったジャック・マイヨール氏のメモリアル・カップとして開催されています。開会式で飯島マルティーヌ フリーダイビング協会理事から、ジャック氏の言葉“Laissez vous PORTER par l'eau .... dans le flot de la vie ... dans le Bonheur.”（水に身を委ねよう…命の流れに寄り添い…そして幸せへ…）が紹介されました。
 
競技は、水中に静止した状態で息を止めている時間の長さを競うスタティック・アプネア、潜水で水平方向にどれだけ泳げるかを競うダイナミック・アプネアの足ひれ有り「ウィズ・フィン」、足ひれ無し「ウィズアウト・フィン」の3種目です。
 
大会結果は、男子の大井慎也選手がダイナミック・アプネア・ウィズ・フィンで175m、その他の種目でも安定した記録を出して総合優勝しました。女子はダイナミック・アプネア・ウィズアウト・フィンで136m、その他の種目でも上位の記録を出した結束あすみ選手が総合優勝しました。
 
大会後、日本フリーダイビング協会　須川 浩司　会長は、「同日にバハマで大会が開催されていた関係で一部のトップ選手の欠場もありましたが、初めての館山参加で表彰台に上がった大串選手、結束選手もおり、新たなホープが実力を発揮した大会だったと思います。」と話していました。