千葉県館山市立第二中学校

 

平成25年度 館山市立第二中学校 研究計画
1.研究主題

基礎・基本の定着を図るためのわかる授業のあり方

〜授業規律ときめ細かい指導を通して〜


2.主題設定の理由

 (1)学校教育目標から

 本校では,学校教育目標を『社会の変化に自ら対応できる,心豊かでたくましい生徒の育成』と掲げ,豊かな自己実現を図るために必要な『生きて働く確かな学力の向上』を目指している。確かな学力とは『学習指導要領に則り,各教科で学ぶべき内容そのもの』といえる。さらに,既習事項を生かして発展的な見方や考え方の育成も図っていきたい。


 (2)生徒の実態から

  本校の生徒は,全体的に活気があり,学校行事や部活動などにやる気を持って取り組んでいる。しかし,自分が意に沿うものは夢中になって取り組むが,そうでないものについては,全く興味を示さない者もいる。つまり,やりたいものはやるがやりたくないものから逃げる生徒が見られる。また,面白いものは受け入れるが,根気強さや厳しさから逃げるというのは平成生まれの生徒の特徴でもある。 また,人間関係の築き方を苦手とし,ちょっとしたトラブルから,「同じ教室にいたくない」「学校へ行きたくない」という甘えた行動に出るのも特徴である。そのため,本校の学力は決して高いとは言えない。さらに,家庭学習を行ってきても内容が充実していない生徒や家庭学習の習慣が身についていない生徒も多く見られる。そこで分かりやすい授業を展開することで,生徒の興味・関心を引き出すとともに,分かる喜びを味わわせたいと考える。

 (3)現代的な課題より

  昨今学力の低下が懸念されている。学校で身につけるべき内容を確実に身につけさせていかなければならない。そこで,各教科の特徴を生かした授業展開が必要であると考えた。また,学力低下が懸念されていることを考えると,「基礎基本の定着」が最優先であると考える。


3.研究のねらい

  本校では、生徒の実態から重点目標として『学力の向上』『部活動の充実』をあげている。時代を担う
生徒を育成していく上での学力の定着は急務である。確かな学力の定着を保証していく上で大切なことは、日々の授業への取り組みであると考えている。授業では繰り返しの学習を通して基礎・基本を身につけさせるとともに、TTを有効活用し分かる喜びを味わわせていきたい。さらに、若手教員の増加にともない本時の授業での目標の明確化や授業での規律を徹底させる必要がある。また、校内授業研究では若手教員にベテラン教員が授業を見せることにより授業力の向上を図っていきたい。

4.研究仮説

  下位の生徒でも分かりやすい解説を授業に取り入れることにより、下位生徒が意欲的に授業に取り組み、生徒の基礎学力が向上し、全体の学力が向上するであろう。

5.研究内容

  (1)各教科での取り組み(各教科で生徒の興味関心を引くための工夫を授業に取り入れる)

  (2)各クラス、学年での取り組み(学習相談日の有効活用・実りある1Pの実施)

  (3)その他(校内授業研・プチ参観の実施)



6.研究組織
   

7.研究計画 月  研 究 全 般    活 動 内 容 4
○本年度の研究計画

 研 究 全 般  活 動 内 容







○本年度の研究計画
 作成
○実態調査

○校内授業研
○教育相談
○1学期の反省
◇各教科・学年で指導計画の構想を検討する。
◇授業実践準備。
◇生徒の実態調査を行う。
◇CRTの結果から分析する。
◇授業を参観する。
◇各学年により実施
◇各教科、学年、学級で反省を行う。





10
11

12
○校内研修


○授業研究準備
○プチ参観週間
○校内授業研究
○教育相談
○2学期の反省
◇授業研究に向けて教科部会・学年部会を開く。
◇年間指導計画の見直し。
◇研究授業準備。
◇各教科で授業研究の準備を行う。
◇研究授業・分科会を行う。
◇各教科,学級,学年で授業を行う。
◇各学年で実施
◇各教科、学年、学級で反省を行う。




○教育相談
○年間の反省
○1年間の研究のま
 めと次年度準備
◇各学年で実施。
◇各教科、学年、学級で反省を行う。
◇1年間の反省,評価を行い,まとめる。
◇次年度の研修計画を構想する。
毎月 校内研修 ◇教科サークル(力を高める授業作り、
 工夫・改善、実践・反省、相互参観授業等)
◇学年間研修(授業研,自己評価,
 行事・道徳・特別活動等の計画,実践および反省