大井戸　（写真は、大井戸）
　 大高尾地区の集会所わきに、常に清泉が満ちあふれている井戸がある。飲料水井戸として用いられ、縦３メートル、横４、２メートル、水深１、４メートルで、改修工事の記録が、井戸の左手にある石に刻まれている。

　 「伝へ言フ此井戸ハ住昔源頼朝公此地ニ渡来当時ヨリ既ニ使用シツゝアリシモノナリト其後改修ヲ重ヌルコト三回而シテ文化ノ進歩ハ□生ニ非常用水ニ改修ノ必要ヲ促スニ至レリ然ルニ地ハ小宮定吉氏ノ所有タリシヲ以テ改修ニ当リ大高尾ノ共有地ニ買収シココニ大改修ヲ起工　大正１４年旧６月１５日起工　同月廿一日竣工ス
　★援助者　鳥海長尾駐在巡査　　★世話人　中間久太郎　中間三治
　★石　工　青木市松
　★共有者　中間半治　中間松治　中間久太郎　大木戸仁三　中間　徳　中間千之助
　　 山崎松治　中間利七　中間三治　中間熊吉
　★人夫　　約７０人

大高尾地区１０戸の内、８戸が飲料水に利用し、水の絶えることは無い。

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