台湾・台南市の崇明小学校の児童ら28名が、7月4日から6日まで、2泊3日の日程で館山市に教育旅行で滞在しました。来館したのは小学校の吹奏楽部の児童と卒業生、その家族ら総勢77名。
　希望していた音楽交流は、館山市立館山小学校にて行い、全校児童、保護者が集まる中、館山小児童はWANIMAの「やってみよう」など3曲をダンスも交えて披露。崇明小児童は台湾民謡や「美女と野獣」など4曲で美しい音色を響かせました。最後には両校の子どもたちが「宇宙戦艦ヤマト」を合同で演奏し、音楽を通じて気持ちを通じ合わせました。
　滞在期間中には、館山市茶道連盟による茶道の体験、館山体験交流協会による房州うちわ作り体験や、寿司作り体験を行い、夜の体験として、渚の駅たてやまに隣接する館山夕日桟橋にて、また旅倶楽部によるウミホタル観察会を実施。参加者は初めて見るウミホタルに感激し、観察会は大いに盛り上がりました。参加者からは「指導員の説明を聞いて、たくさん取れて、観察できて、面白くてとても有意義だった」という声があがりました。
　参加者のほとんどがすでに訪日経験はあったようですが、今回様々な体験を通じて、日本を深く理解することができ、とても充実した時間を過ごすことが出来たと満足げに帰路についてくださいました。そして台湾に戻った一行は、他の学校にも好意的な感想を伝えてくださり、早速嘉義市の中学校から、来年6月に様々な体験と共に、館山市内の中学校と音楽交流を行いたいという連絡がきています。市では今後、受入れられるよう調整していく予定です。