学校再編の取組について

最終更新日:令和5年11月29日

 館山市では、未来を担う子ども達に良好な教育環境を提供するため、市内小中学校のあり方についての基本指針となる「将来に向けた学校のあり方に対する基本指針」を令和4年3月に策定し、特定の地域に限らず"市全体として"小・中学校のあり方を見直す(学校再編を進める)こととしています。  

 

児童生徒数 今後の推移(令和5年5月1日時点/最新数値)

2(令和4年5月~7月)基本指針の周知・説明会

 児童・生徒数の急激な減少や学校施設の老朽化状況など、学校運営を取り巻く現状について、市民の皆さまに情報提供を行い、学校再編についての理解を深めていただくため、PTA連絡協議会・町内会連合協議会など関係団体への説明、広報誌などでの情報発信、市内10か所の小学校区での説明会を実施してきました。

(1)市広報における特集号(令和4年6月号)
(2)各地区説明会における質疑及び意見(まとめ)
(3)各地区説明会(協議録)
 北条地区(R04.06.23)館山地区(R04.06.24)九重地区(R04.06.25)
 館野地区(R04.06.26)  /豊房地区(R04.06.28)西岬地区(R04.06.30)
 神余地区(R04.07.01)房南地区(R04.07.03)船形地区(R04.07.05)
 那古地区(R04.07.06)  ※それぞれPDFファイルでご覧いただけます。
 

3(令和4年8月~9月)各地区「学校のあり方を考える会」の組織立て

 各小学校区単位で、学校再編に関する意見交換・意見集約を行うため、PTA関係者や地域代表(区長会長)と協議のうえ、現在の小学校保護者、未就学児の保護者の方々、地域住民の皆さまで組織する「学校のあり方を考える会」を立ち上げました。

 各地区「学校のあり方を考える会」組織体制
 

4(令和4年10月~令和5年9月)各地区/保護者意見の集約化

 各地区で組織した「学校のあり方を考える会」などを中心に、今後の児童生徒数の推移、学校規模ごとのメリット・デメリット、複式学級の授業、県内自治体の取組状況などの実情を踏まえ「保護者として考える望ましい学校規模」について、意見交換~協議を行いました。
 
 (保護者として考える望ましい学校規模について)
 ○ 複式学級の学校規模でも良いので、地域に学校を残して欲しい。
 ○ 1学年単学級での教育環境(市が示す最低限の規模/1学年15人以上)を望む。
 ○ クラス替えが可能となる学校規模での教育環境を望む。

(保護者意見の集約化方法)
  1. 最初に「学校のあり方を考える会」などの保護者委員の意見を取り纏めました。
  2. 保護者委員の纏まった意見について、全保護者(未就学児含め)を対象とした説明会を開催し、一定期間を設け意見聴取を行いました。(北条・館山地区は文書送付のみ)
  3. 他の保護者からの意見聴取結果を踏まえ「学校のあり方を考える会」などにおいて再度協議を行い、保護者意見を集約化しました。
  4. 集約化した保護者の意見結果について、全保護者に対して文書等にてお知らせしました。

(学校のあり方を考える会などにおける協議資料)

 各地区の「学校のあり方を考える会」などにおける協議資料の一部を紹介します。
  (1)児童・生徒数推移
  (2)学校規模ごとのメリット・デメリット
  (3)複式学級(学校)の時間割
  (4)市内中学校の現状
  (5)千葉県内自治体の学校再編に向けた基本方針
  (6)学校再編後の児童コメント
※市教育委員会にて勤務する教員(主任管理主事)も会議に参加し、学校規模が学習環境や生活面に与える影響を説明しながら、議論を行ってきました。

(地域住民への周知について)

 保護者の考え(保護者として考える望ましい学校規模)について、地区の有識者の方々へ説明(区長会議等)を行い、その後、地区の回覧にて地域の方々にお知らせしました。(北条・館山地区は区長会議における状況説明のみ)
※ 保護者の皆さまとは、具体的な再編内容(統合内容・時期等)に関する意見集約は行っていません。これから、具体的な内容を保護者の皆さまと協議していきますので、それらの意見が整い次第、地域の方々に対する説明会等を行うことを予定しています。

(注意点)

□ 各地区協議において、具体的な再編内容(統合内容・時期等)は、相手方(統合先)の地区の意向が不明な中での議論となるため、それらに関する協議は行っていません。

□ 具体的な再編計画(統合内容・時期等)は、各地区の保護者意見を踏まえ、市の諮問機関(有識者会議)である「学校再編調査検討委員会」において素案を作成し、再度、それら素案に関して「各地区学校のあり方を考える会」などをはじめ、各地区保護者・地域住民の皆さまとの
意見交換を行い策定していきます。


(保護者意見の公表)

 地区ごとの学校再編に対する保護者意見について、お知らせします。

○ 各地区保護者意見(一覧表)

○ 船形地区  ○ 那古地区  ○ 北条地区  ○ 館山地区  ○ 西岬地区
○ 房南地区  ○ 豊房地区  ○ 神余地区  ○ 館野地区  ○ 九重地区

 

5(令和5年11月29日)館山市立小中学校再編計画の素案(たたき台)について

●令和5年8月~10月 
各地区の保護者意見を踏まえ、館山市学校再編調査検討委員会(※)において”素案”の作成に向けた審議

※市条例に定める付属機関(有識者会議)
○学識経験者、教員関係者(現職含む)、PTA関係者、市議会議員、一般公募
○合計15名

●令和5年11月29日  「館山市小中学校再編計画」の素案公表

○館山市立小中学校再編計画(素案)
○館山市立小中学校再編計画(素案/概要版)
○館山市立小中学校再編計画(資料集)

○素案のポイント(概要を簡潔にまとめたものです)
 

(素案のポイント/抜粋)

 (1)少子化の時代においても、子供達がより多くの友人と触れ合い、新たな関係を築く機会など様々な経                       
    験が出来る学校環境を提供します。   
  ➡(中学校の統合)(北条小・館野小・九重小)(館山小・西岬小・豊房小)

 (2)中学校の統合を見据えた中で、子供達にとって最善な学校環境を提供します。
  ➡(那古小・船形小)

 (3)保護者の考えや児童の特性に合った学校の選択肢を確保します。 
  ➡(小規模特認校:房南小・神余小)

 (4)専門性を高めた、不登校児支援・発達支援機能の充実強化を図ります。
  ➡(豊房小学校跡地を利用した専門支援機能の設置)

 (5)投資の「選択と集中」により、集約化した学校施設の環境を充実します。
  ➡(学校再編に伴い今後10年間で40億~64億円の財政負担が軽減され、それらの費用の一部を集約化し            
    た学校に集中的に投資し、ハード・ソフトの両面から教育環境を向上させます)


●令和6年1月 市広報における特集号

 

6 今後のスケジュール等について(予定)

●令和5年11月~令和6年7月
  1. 各地区「学校のあり方を考える会」などの保護者委員と学校再編計画(素案)に対する意見交換及び協議
  2. 各地区の保護者との意見交換
  3. 他の保護者意見を踏まえ、各地区「学校のあり方を考える会」において協議を行い、保護者委員の意見を決定
  4. 各地区の区長会議にて、地区住民に対する住民説明会等の是非について協議
  5. 住民説明会等の意見を踏まえ、各地区「学校のあり方を考える会」にて最終協議
●令和6年8月~11月
  1. 「学校再編調査検討委員会」において、各地区の意見を踏まえ最終『原案』の策定
  2. 全市民を対象としたパブリックコメント実施
  3. 『学校再編計画』完成 公表

●令和6年12月~
 学校再編の対象学校において「統合準備委員会組織」発足

■令和7年度~8年度(最大2年間) 学校再編の対象校にて統廃合に向けた準備期間
■令和8年度~9年度 新たな体制での学校運営・教育活動のスタート
 

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このページについてのお問い合わせ
教育委員会教育部教育総務課学校再編推進室 住所:〒294-8601 千葉県館山市北条1145-1
電話:0470-28-4377
FAX:0470-25-5605
E-mail:kyousoumu@city.tateyama.chiba.jp
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